
院長からのメッセージ 8月編
産婦人科ブログ
皆さん、おはようございます。
毎日暑いですね。
夏休みを利用して新しいスポーツに挑戦される子供たちも多いかもしれません。
今日は以前直接お話を伺う機会があったサッカーの元日本代表との会話から、
サッカーと医療機関にこんなにも共通点があることに気が付いた、というお話です。
先ずは「チーム編成と専門性」
サッカーチームにはそれぞれ異なるポジションがあり、
各選手が独自の役割を持っています。
当院においても、医師、助産師、看護師、胚培養士等の医療技術者、
医事課、アシスタント・ルーム、キッチンスタッフといった
多様な専門職でチームを構成しています。
それぞれの役割を明確にし、専門性を活かすことで、
患者さんに対して一貫した医療を提供することが可能になります。
次に「戦術と戦略」
サッカーチームは試合ごとに相手チームや
状況に応じた戦術を立てると聞きました。
同様に、われわれ医療機関も地域のニーズや患者の特性に基づいた戦略を
策定する必要があります。
当院では、無痛分娩や不妊治療の勉強会を開催したり、
新たな医療技術・機器等の導入を計画したりすることが考えられます。
続いて「コミュニケーションとチームワーク」
ピッチ上での選手同士のコミュニケーションは、重要なプレーを生む要素です。
医療現場でも、スタッフ間の円滑なコミュニケーションは
患者の安全と質の高い医療の提供に不可欠です。
定期的なミーティングや報告の場を設け、
情報共有を徹底することが重要だと考えています。
最後に「ファン(コミュニティ)との関係」
サッカーチームは、ファンとの絆が勝利の鍵となるとも聞きましたが、
われわれも地域社会との関係が大切だと考えます。
地域イベントへの参加や学校や企業への出前講座の実施などを通じて
患者さんや地域住民との信頼関係を築くことが、
結果的に医療サービスの向上につながると考えます。
このように、医療機関の運営をサッカーチームに見立てることで、
チーム内の協力や戦略的なアプローチの重要性が浮かび上がりました。
各要素をバランスよく整えることで、
これからもより良い医療を提供し続けたいです。
それでは今月も診察室でお会いしましょう。
