助産師目線でのインフルエンザワクチン接種について①
産婦人科ブログ
助産師の中屋です。 今日は院内の感染防止委員会からのご連絡です。
当院でも10/15よりインフルエンザワクチンの接種が始まりました。 インフルエンザは、冬に流行る感染症のひとつですが、今年は例年よりも早く流行し始めているそうです。どうやら、寒い国との人の行き来が沖縄や東京など観光地ではやらせているようです。
もちろんワクチンを接種しても発症を完全に防ぐことはできませんが、特に妊娠中の方にはワクチンの 接種をおすすめしています。
理由は ① 妊婦がインフルエンザにかかると重症化しやすい ②ワクチンを接種することで罹患しても重症化を予防できる ② 妊婦がワクチンを接種することで、生後6ヶ月まで赤ちゃんの罹患率が低くなる などです。
それ以外に、ワクチン接種をすると次のリスクを軽減することにもつながります。① お産の前後にインフルエンザにかかると赤ちゃんと離れ離れになります ② 生まれてすぐの赤ちゃんも発症してしまうかもしれません ③ 家族が罹患して面会に来れない ④ インフルエンザが発症していると自宅に帰れず、入院延期を検討されたり、急遽退院先を変更されたりします
ワクチンは義務ではありませんが冬に出産や子育てのスタートが重なる方は参考にしてください。