1. トップページ
  2. ブログ
  3. 助産師目線でのインフルエンザワクチン接種について②
助産師目線でのインフルエンザワクチン接種について②

助産師目線でのインフルエンザワクチン接種について②

ブログ

感染委員の助産師・中屋です。 今回もインフルエンザについて書きたいと思います。日々、妊婦さんと接しておりますと みなさんが似たような疑問をいだかれていることに気づきます。今回はよくある質問をQ&Aとしてまとめてみました。お役にたてれば幸いです。

Q.なぜ妊婦はワクチンを接種したほうがいいの? A.妊娠中にインフルエンザにかかると肺炎など合併症のリスクが高くなり、重症化しやすいとの報告があります。特に喘息の既往のある妊婦さんは注意が必要です。

Q.ワクチンは胎児に影響はないの? A.大丈夫です。インフルエンザワクチンは「不活化ワクチン」と呼ばれる無毒化したワクチンなので、妊娠初期でも流産や先天異常が起こりやすくなるという報告はありません。

Q.ワクチンはいつ頃から効き始めて、いつ頃までもつの? A.接種後2週間くらいで効果が出始め、5ヶ月くらい効くとされています

Q.インフルエンザになったかもしれません。どうすれば良いでしょうか A.当院は産婦人科のためインフルエンザの治療はできません。内科への受診をしてください。もし、健診の予約が入っていても連絡だけいただき、体調がよくなってから健診にいらしてください

Q.インフルエンザになったかもしれません。どのタイミングで受診すればいいの? A.インフルエンザの検査キットは発症後12時間以内だと70~80%の陽性率と言われています。ただ、発症後48時間以内の投薬開始が望ましいので、12時間以上48時間以内の受診が望ましいです

Q.インフルエンザに罹ると胎児に影響はあるの? A.インフルエンザワクチンは妊娠インフルエンザに罹った場合の赤ちゃんへの影響はないことが多いですが、胎盤を通して胎児に移行したケースも報告されています。予防が大切です。

Q.インフルエンザの薬は赤ちゃんに影響はあるの? A.抗インフルエンザウィルス薬には妊婦と胎児へ影響は報告されていません。また、母乳中の移行も極微量なので搾乳による授乳は可能です。

Q.インフルエンザ発症中に陣痛がきてしまいました。どうなりますか? A.分娩時に罹患している可能性があるので新生児は慎重に管理させていただきます。また、出産後の妊婦様は個室に入っていただき、家族を含め他の方に感染しないように面会制限し療養していただきます。次に書く3つの条件をクリアした段階で赤ちゃんの授乳や同室が可能となります。   ①抗インフルエンザウィルス薬を2日間以上服用している   ②熱が下がって平熱となっている   ③せきや鼻水がほとんどない