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院長からのメッセージ 3月編

院長からのメッセージ 3月編

産婦人科ブログ

みなさま、こんにちは。
年末から続いた厳しい寒波もようやく終わりが見えてきました。
この冬は特に寒く感じましたね?

世の中、急速なデジタル化が進んでいますが、
私たちの医療現場も日進月歩。
常に新しい知識・技術にチャレンジすることが求められています。

その一つが、無痛分娩の院内勉強会の定期開催です。

産婦人科専門医・麻酔科指導医の入駒 慎吾先生に定期的にお越しいただき、
進化し続ける無痛分娩の知識・技術をアップデートしています。

また、先月の23日には、越智助産師が
「滋賀県母性衛生学会」にて発表を行うチャレンジをしてくれました。

テーマは『当院における硬膜外麻酔併用計画無痛分娩の有用性の検討』。

発表のためのデータ統計解析のサポートをしたのですが、
そこで嬉しい解析結果が出ました。

『当院の無痛分娩と自然分娩でのトータルの分娩所要時間』で
無痛分娩群の方が短縮しているという、
従来とは異なる結論に至ったのです。
一般的には、無痛分娩の方が麻酔の影響で分娩時間が長くなる傾向にあります。
当院が計画無痛分娩を推し進める追い風となりました。

※詳細は、あらためてHP等でお知らせします。

また、別の取り組みとして
『院内塾』が有志によって行われていました。
昨年1年間を通して、「コミュニケーション」をテーマに深掘りし
学びを深める自主的な取り組みでした。

日曜日の朝や平日の夜など、
プライベートの時間を割いて前向きに取り組んでくれたスタッフのみなさん、
お疲れ様でした。
講師よりお預かりしている皆勤賞をお渡しします。
院内塾はこれからも続くそうで、楽しみにしています。

一方の私の学びは?と言うと

近畿医療保険部会でART保険収載タスクフォースの委員長に任命され、
不妊治療の保険適用による詳細の作り込み、見える化に追われています。

今回の保険診療の改正で、
ひと組でも多くのカップルが妊活に前向きに取り組めるよう
心から願っています。

では、みなさま、今月も診察室でお会いしましょう。