院長の不妊治療ブログ第13回 40歳からの不妊治療は?
スタッフブログ
皆さん、こんにちは
桂川 レディース クリニック院長
生殖医療専門医の 桂川 浩 です。
私の不妊治療ブログを見て頂いている方からご質問をいただきました。
「今年40歳になります。不妊治療を考えているのですが、
たくさんいらっしゃいますか?」(大阪市/K.Uさん)
確かに「40歳」という年齢は、
不妊治療をお考えの方が皆さん気にされていて、
同様の質問をよく受けます。
この場を借りて、質問にお答えしますね。
ご承知のように、
女性が社会進出するほどに結婚年齢も上がり、
妊活開始年齢も年を追うごとに高くなってきています。
そんな中、わが国で不妊治療を受けている患者さんの
年齢のピークは、40歳です。
また体外受精の治療を受けている患者さんのうち、
40%が40歳以上の方です。
当院では産科も併設していますが、
40歳以上の初産の方がとても増えており、
ごく普通のことになってきています。
結論から言うと、40歳という年齢は、
全く気になさることはありません。
最新の生殖医療技術は目覚しく進歩しており、
女性のライフスタイルの変化を応援しています。
ただ、女性は35歳を過ぎると1歳年を取る毎に妊娠率が3%低下します。
つまり不妊治療のスタートは、
早ければ早いほど成功率が高まるということが言えます。
治療にかかる費用も、早く始めたほうが
総額として抑えられる可能性が高まります。
K.Uさん、これからの人生、
子どもがいる暮らしを望んでおられるのなら、
できるだけ早く不妊治療をスタートさせてくださいね。