1. トップページ
  2. 妊活コラム
  3. 不妊治療通院を今より楽にするヒント
スタッフの写真

妊活コラム

Ninkatsu Column

不妊治療通院を今より楽にするヒント

上田 聡代/不妊症看護認定看護師
上田 聡代/不妊症看護認定看護師

不妊治療に関するよくある質問? になるのでしょうか。

看護相談でお話しさせていただいていると、
「病院の日は前日から冴えない気分になる」
「不妊治療だから仕方ないけど、病院の日は準備に気をつかう」
「仕事と不妊治療の両立をしているので、スケジュールで頭がいっぱいになってしまう」
「初めての検査は緊張する」
「検査結果がでるまでの期間が長く感じる」等々…

不妊治療は大きな負担がかかるものです。
通院や治療の過程で思っていたよりもストレスを感じて、
ため息が増えて笑うことが減ってしまいがちなのです。

そこで、今回は不妊治療通院を今より楽にするヒントをお届けします。

  1. 通院を「自分の時間」として捉える

不妊治療通院はどうしても緊張や不安が伴いがちです。
しかし、考え方を少し変えてみても良いかもしれません。
通院時間を「自分のケアを行う大切な時間」と捉えるだけで、
楽に感じることが多くなります。
たとえば、通院中に好きな音楽やポッドキャストを聴く、
読みたかった本や雑誌を持参して待ち時間を楽しむことで、
治療の時間を少しでも自分を楽しませるリラックスしたものに
変えることができるのです。
桂川レディースクリニックでは、Wi-Fiが使用できます。
遠慮なく受付スタッフに声をかけてください。

  • 心のケアを重視する

自分では大丈夫と思っていても、不妊治療は身体だけでなく、
心への負担も大きいものです。
そのため、心理ケアも重要です。
治療中は、気持ちのアップダウンが避けられない部分もありますが、
そんな時は不妊症看護認定看護師相談を受けていただくのも一つです。
自分の気持ちが整理できて、どうすれば良いかを考えるきっかけとなり、
不安やストレスを軽減することができます。
また、パートナーと率直に感情を共有することは、
精神的な健康を保つために有効です。
うまくできない方は相談にきてください。

  • 小さなご褒美を設定する

不妊治療の過程では、長期的な目標に向かって努力を続けることになります。
そこで、通院の日は自分にご褒美を与えてみてはいかがでしょうか。
たとえば、通院後に心落ち着くカフェに立ち寄る、
好きなスイーツを楽しむ、映画をみるなど、
ちょっとした楽しみを予定に組み込むことで、
通院そのまのが少しずつ楽しみになると思います。
私だったら、大好きなプリンを買って帰ります!

いかがでしょうか。
不妊治療は決して簡単ではありませんが、
日々の通院を少しでも楽しく、前向きにすることで、
心身の負担を軽減することが可能です。
「自分の時間」として通院を楽しむ工夫をし、
心のケアを重視しながら、小さなご褒美を活用しましょう。
今回は、3つのヒントでしたが、まだまだあります。
もっと、あなたにあったものを見つけたいと思ったら、
桂川レディースクリニック、看護相談でお話しましょう。
不妊治療期間が、あなたにとって充実したものになりますように…