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妊活コラム

Ninkatsu Column

妊活中によくある質問「乾燥しやすい体質なのですが、妊活に何か影響しますか?」

上田 聡代/不妊症看護認定看護師
上田 聡代/不妊症看護認定看護師

冬の感想した季節! 
乾燥が体に与える影響が妊活にどう関係するのか気になる方も多く、
この季節によくある質問です。

今回は、妊活と乾燥に直接的な関係があるかどうかを整理しながら、
このシーズンの快適な過ごし方を一緒に考えていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。

さて、乾燥が妊活に直接影響を与えるのでしょうか?

乾燥した空気は、肌や喉のトラブルを引き起こしやすいものですが、
乾燥そのものが妊活に直接的な影響を与えることは少ないですが、
乾燥によって体調が崩れたり、ストレスが増えたりすると、
健康なからだが整いにくくなる可能性があります。

例えば…

  • 免疫力の低下

乾燥した環境では、喉や鼻の粘膜が弱まり、
風邪や感染症にかかりやすくなります。
免疫力が低下すると、健康な体内環境を維持しにくくなる場合が考えられます。

  • ストレスの増加

肌荒れやかゆみなど、
乾燥による不快感が続くとストレスを感じやすくなります。

では「乾燥を防ぐために妊活中にできること」を考えていくと…

1. 室内の湿度を適切に保つ

乾燥がひどくなる冬場は、加湿器を活用して室内の湿度を
50〜60%程度に保つのが理想と言われています。
(加湿器はカビが生えやすいので手入れはこまめにすることは大切ですね!)
加湿器がない場合は、濡れタオルを干したり、
観葉植物を置くことで自然な加湿効果が得られます。

2. 水分補給をこまめに

冬は喉の渇きを感じにくく、水分摂取量が減りがちです。
体内の水分が不足すると血流が滞りやすくなります。
妊活中にはこまめな水分補給が重要です。
常温の水やハーブティーなど、体を冷やさない飲み物がおすすめです。

3. 肌の保湿ケアを徹底する

肌の乾燥を放置すると、かゆみや赤みがストレスの原因になることも。
妊活中はホルモンの影響で肌が敏感になる場合もあるため、
自分にあった肌を保護する方法を見つけることができると安心です。
例えば、私はお風呂上がりだけではなく、
安価でたっぷり使用しやすいニベアクリームを1日のお供にしています。
気持ちの良い肌触り、ホッとする匂いがあるもの、
無添加や低刺激の保湿剤など自分にあった製品
出会うためにも楽しめると素敵ですね!

4. 体を内側から潤す食生活

乾燥を防ぐためには、外側のケアだけでなく、
体内の潤いを保つ食事も重要です。
乾燥が気になるときには、
以下の栄養素を含む食品を意識して摂取してみることをおススメします。

  •  オメガ3脂肪酸アマニ油や青魚は、細胞の保湿力を高める効果があります。
  • ビタミンA・E:人参、かぼちゃ、
    アボカドなどが乾燥肌を改善するサポートをします。
  • コラーゲン:食べ物からの摂取が最強です! 
    鶏肉の皮やゼラチンは、肌の潤いを保つ効果が期待できます。

いかがでしょうか? 
乾燥が妊活に与える直接的な影響は少ないものの、
乾燥を放置することで間接的に体調や
心のバランスに影響を与える可能性があります。
体も心も潤いを保つ冬を過ごして、
「快適に過ごす妊活」ができるように、応援しています!