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院長からのメッセージ 8月編

院長からのメッセージ 8月編

スタッフブログ

皆さん、おはようございます。
今月の院長メッセージです。

いよいよ夏本番を迎えました。
今年は猛暑を超えて危険な暑さが続いています。
健康管理にはくれぐれも気を付けて下さい。

今日は無痛分娩のホットな話題から。

妊婦さんの安全な出産の選択肢を増やすため、
クリニック一丸となって本格的に無痛分娩に向かい合って足掛け6年経ちました。
全国で思いを同じにする産科ドクターや助産師、
看護師との横の繋がりも太くなってきました。

また当院での、今月の予定分娩者のちょうど3名に1人の割合で
無痛分娩を希望されています。

先日、同じ関西圏で安全な無痛分娩に取り組んでおられる
『神田マタニティクリニック』へ助産師たちが勉強を兼ねておじゃましました。
昨日は、先方からうちに師長さんはじめ2名の助産師さんが
見学にお越し頂きました。

スタッフ同士の交流が広がることは大歓迎です。

普段とは違う環境に身を置くと何かひとつでも、
気付きやヒントに出会えることがありますね?

どんなに時間が流れようと、常に気付ける私たちでありたいものです。

話は変わって、先週の7月27日木曜日と7月28日金曜日に仙台市で開催された
『第41回日本受精着床学会総会・学術講演会』へ出向きました。

「変わらぬ路と新たなる歩み ー保険診療のステージへー 」というテーマでした。

ディベートセッション1のShortening time to pregnancy~保険か自費か~に
参加しました。
保険派と自費派に分かれて議論を交わしましたが、
大変興味深く、新たな情報を得る事が出来ました。

結論としては

  • 保険でも自費でも統計的に妊娠率の差は認めなかったこと
  • 自費診療の方がPGT-Aを含め自由度が効くので、妊娠に到達する時間が短縮されることでした。

さらに、もう一つ興味をもって聞いたのは
カレントトピックス1「反復不成功症例に対する新たな戦略」でした。
色々な施設で妊娠率の向上を目指して涙ぐましい努力を重ねていることを知り、
気持ちも新たに戻ってまいりました。

神田マタニティクリニックとの交流や学会参加など、
クリニックにとっても刺激の多い日々が続いていますが、
今月も診察室でお会いできることを楽しみにしております。