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無痛分娩の取り組み①

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院長の桂川です。

 最近、無痛分娩を希望される産婦さんが増えているな?という印象です。当院では、昨年より無痛分娩をスタートしていますが、今日はそのきっかけとなった出来事をお話させていただきます。                   

2018年、新年あけの忙しい外来をこなしていた私は、前日からの手首の痛みが急に増し、その場にうずくまってしまうほどでした。原因はわかっています。年末に自身が傷つけてしまった右手首に雑菌が入り、炎症をおこしたのです。痛くてたまらず大津市民病院の救急外来を受診。診察にあたってくださった整形外科の先生から「すぐ手術しましょう。」と言われ、不覚にもその場で緊急入院となったのです。 緊急手術のため、全身麻酔でした。通常、全身麻酔から醒めた後は強い痛みを伴いますが、ご担当いただいた麻酔科の先生の計らいで『浸潤麻酔』という、神経をブロックさせる術後疼痛管理を行っていただきました。痛みは体力を消耗させます。この疼痛管理で術後の痛みを感じなかったおかげもあり、翌朝は一時外出ができるまでに回復していました。                                    

一方、『お産は痛くて当たり前』という風潮がありますが、その『痛み』に不安を抱く妊婦さんが増えていると感じていました。自分自身の経験をとおして『痛いのは当たり前』から『安全に痛みを緩和してあげたい』へと気持ちが変化していきました。 これが、食わず嫌いでいた無痛分娩を極めようと思うにいたった流れです。 幸いにも研修医時代から麻酔の経験は豊富で、私自身麻酔科標榜医でもあります。安全なお産の選択肢がひとつ増えることは、すばらしいことだと自負しています。 現在、興味を持ってくれた越智助産師と協力しながら、10月から予定している『無痛分娩教室』の準備中です。患者さんにも、まずは「知る」ところからスタートしていただきたいです。