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Ninkatsu Column

≪採卵当日の流れ≫

小田 沙希恵/臨床検査技師 生殖補助医療胚培養士 認定臨床エンブリオロジスト
小田 沙希恵/臨床検査技師 生殖補助医療胚培養士 認定臨床エンブリオロジスト

こんにちは、培養部です。

日が暮れるのが一段と早くなり、
朝晩の冷え込みも厳しくなってきましたね🍂

風邪🤧をひきやすい季節ですので、
体調に気を付けて過ごしたいですね。

では、前回までが排卵誘発・採卵スケジュールでしたので、
今回は採卵当日の流れについてお話していきたいと思います。

まず奥様の採卵当日の動きについてご説明していきますね。

AM8:30に絶飲食で来院していただきますと、
2Fのリカバリールームにご案内させていただきます。
その後術衣にお着替えしていただき、
看護師が静脈麻酔の前処置をさせていただきます。

AM9:00から採卵・移植室に移動し採卵をさせていただき、
その後リカバリールームに戻り1時間程度休んでいただきます。
採卵は10分~15分程度で終わります。
安静終了後外来で診察を受けていただき、
会計後ご帰宅という流れになります。

採卵の結果(採卵数や精子所見)や受精方法についてのご説明は
リカバリールームにて安静中にお話させていただきます。

次にご主人様の採卵当日の流れです。

精液の提出方法ですが、採卵日の決定時に提出方法を決めていただきます。

※採卵日の決定については以前のブログ
《当院の排卵誘発・採卵スケジュールについて②》をご覧ください。

ご自宅で採取していただき、
持参される場合は採取後1~2時間以内を目安にご持参ください。

当院採精室で採取いただく場合は、
状況によりお待ちいただく場合があります。

また採卵当日に精液採取が難しい場合
(ご自宅が遠い場合やお仕事の都合等で難しい場合)は採卵までに
精子凍結していただくと、採卵当日は凍結精子を
使用させていただくことが可能です。

ただし凍結精子は融解後運動精子数が減少していることが多いので、
受精方法の最終決定は凍結精子を融解後、
精子調整してからの判断となります。

以上が採卵当日の流れとなります。

採卵は静脈麻酔を使用される方がほとんどですので、
可能でしたらご主人様のご協力の元送迎していただくと安心ですね!

最後までご覧頂きありがとうございました。

また次回もお楽しみに~👋