 
						妊活コラム
Ninkatsu Column
「不妊治療で得た5つの大切なこと」
 
								不妊治療というと、「つらい」「大変」「終わりが見えない」「私だけ…」
といった言葉が浮かぶかもしれません。
確かに、身体的・精神的・経済的な負担は小さくありません。
でも、治療を通して見えてくる“良い変化”もたくさんあります。
今回は、実際に治療を経験した方の声を交えながら、
「不妊治療で得た5つの大切なこと」をお伝えします。
1. 自分の体と丁寧に向き合うようになった
「これまで仕事優先で、自分の体のことは後回しでした。
でも、治療を始めてからは、体温や食事、
睡眠のリズムを意識するようになりました。
体の声を聞く大切さを知りました」(34歳・女性)
慌ただしく過ぎる日々の中で、自分の体に目を向け
いたわる余裕などありませんよね(必要がないのかもしれません)。
そんな方が不妊治療をきっかけに、自分の体調やリズムに目を向けられます。
日々の小さな変化を感じ取りながら、
自分をいたわる時間が増える――それは、不妊治療がもたらす大切な気づきです!
2. パートナーとの絆が深まった
「結果が出ない時期はぶつかることも多かったけど、話し合う時間が増えて、
夫が本音を言ってくれるようになりました。
今では、“ふたりで進めている”という実感があります」(31歳・女性)
通院や検査、結果の浮き沈みを一緒に乗り越える中で、
カップル間でぶつかりあうことも多々ありますが、
それを乗り越えて絆が強くなることがあります。
治療は試練であると同時に、“夫婦で支え合う力”を育てる時間にもなるのですね!
3. 命の尊さを実感できた
「採卵したときに、ひとつひとつの卵の存在が愛おしく感じました。
命が生まれるまでの過程を知ることで、“生きること”の奇跡を実感しました。
1つ1つの卵に名前をつけたくなってしまいました」(34歳・女性)
不妊治療の中で、生命が生まれることの繊細さや尊さに触れる機会があります。
結果だけでなく、その過程のひとつひとつが、
“命と向き合う経験”になります。
私は、不妊症看護に携わって27年になりますが、
生命の神秘さ・尊さは毎日感じています!
4. 仲間の存在に支えられた
「待合室で隣に座った方と話したことがきっかけで、
今でも連絡を取り合っています。同じように悩む人がいると思うと、
前向きになれました」(31歳・女性)
不妊治療は孤独を感じやすいもの。
でも、同じように頑張っている人の存在を知ることで、
安心や勇気が生まれます。「ひとりじゃない」と思えることも、
大切な支えになります。
5. 自分を認められるようになった
「結果に一喜一憂していたけど、
看護相談を受けて“ここまで頑張ってきた自分”を褒めてあげようと思いました。
以前よりも、自分に優しくなれた気がします」(36歳・女性)
不妊治療の過程は、努力や忍耐の連続、です。
そのためか、自分に厳しい方がとても多いように感じます。
結果だけでなく、その努力の積み重ねが、
あなた自身の“強さ”や“優しさ”を育てています。
いかがでしょうか?
もしかしたら、「自分はコレしかあてはまらない」
「自分はコレだけはあてはまらない」など思っている方も
いらっしゃるかものではないでしょうか。
それでいいのです。自分を全てにあてはめなくても良いのです。
「こんな意見もあるのだな…」と頭の片隅に置いておくだけで良いのです!(^^)!
不妊治療は、決して楽な道ではありません。
けれど、その歩みの中で得た経験や気づきは、
これからの人生を支えてくれる大切な宝物になります。
どうか結果だけでなく、ここまで歩んできたあなた自身を誇りに思ってください。
その努力は、すでに確かな「実り」になっています!
それでは…
足もとが冷たくて目が覚める季節になってきました。
あなたとパートナーが少しでも楽な不妊治療を受けることができるように、
体調管理に気を配りながら日々を過ごすことができますように…!
