桂川レディースクリニックでは
「不妊症看護認定看護師によるオンライン看護相談」を行っています。
これから検査・治療を受けようと考えているカップルから多い質問。
「不妊治療を始めたら費用はどれくらいかかりますか？」
あるいは他院で治療中のカップルからは
「桂川レディースクリニックでの治療費用はどれくらいですか？」
と尋ねられます。

不妊治療を始めるときに、費用面が心配なのは当然のことです。
そこで、今回は「不妊治療の費用」についてお伝えさせていただきます。

不妊治療は「ほとんど」が保険適用です。
「全部」ではなく「ほとんど」に不安を持つ方が多いのですが、
順番に説明していきます。

• 一般不妊検査：一般的な検査はカップルで1～5万円です。
  ポイントは、検査のための検査（卵管造影検査のために感染症検査を行う時）は、保険適用外になります。
  また、桂川レディースクリニックでは、
  必要な検査がひとりひとり異なるので幅がでます。
  予算で余裕を持たれる方が良いと考えて、
  上限は多めにお伝えしています。
• タイミング治療：1周期（月経から月経まで）に2～3回の受診があります。
  1回の支払い平均が2,000円～3,000円ですから、
  1か月で1万円の予算と考えていただけると良いと思います。
• 人工授精：タイミング治療の受診＋1回の受診があります。
  人工授精の費用は3割負担で5460円ですが、
  超音波検査などタイミング治療と同様に進めていくので、
  余裕をもって考えると1か月で2万円前後になります。
• 体外受精：保険適用回数が決められています。
  治療開始日の女性年齢が40歳未満の方は6回、
  40～43歳未満の方は3回、43歳以上は保健適用外になります。
  費用は、採卵・受精卵個数や治療方法で10万～25万
  大きく変化します（詳しくはホームページに掲載しています）。
  保険適用の方は、高額療養費限度額制度を使用すると還付がありますが、
  年収により異なるので正しい金額をお伝えすることができないことは
  ご了承ください。

桂川レディースクリニックにおける「目安になる治療費」をお伝えしました。
治療費は決して安くないと感じられる方も多いと思います。
ただ、事前にどのくらいの治療を考えているのか計画を立てておくと、
負担感が減ることもあります。
もちろん、不妊治療の費用は治療の内容や回数によって異なってきます。
治療が長引く場合もあるので、トータルの費用は人それぞれのため、
具体的にお伝えすることができないことが、もどかしく感じます。

治療を進める前に、費用だけではなく治療も含めて
あなたの状況に合った計画を一緒に考えサポートします。
分からないことや不安なことがあれば、
医師もしくは看護スタッフに受診時にお聞きください。
桂川レディースクリニックに通院前の方は、
受診していただいても大丈夫ですし、その前に少し話をしたい方は
「不妊症看護認定看護師によるオンライン相談」をご利用ください。
一歩一歩進んでいきましょう！