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妊活コラム

Ninkatsu Column

「就寝時間が遅いのですが、はやい時間に寝る方が妊活にとっていいの?」

奥村 久美子/看護師
奥村 久美子/看護師

ヒトが健康に生活するためには「睡眠」が重要です。
あの大谷翔平選手が『睡眠は大事』と言い、
移動時も『Myマットレス』を持参しているという報道を目にしました。
妊活中だって、特別ではありません。同じことです! 
「睡眠」は大切。
今日は、妊活中の方から質問が多い「妊活中の睡眠」についてのお話です。

共働きが多い妊活夫婦。
帰宅して少し休憩。食事して、入浴してホッとして…。
仕事を持ち帰る人だって少なくありません。
あっという間に時計の針は日付を超えてしまうことは
珍しくありませんよね…(^^;

私たちヒトの体内時計の周期は約25時間であることがわかってきました。
これ、地球の24時間周期と約1時間のズレがあります。
【厚生労働省生活習慣病予防のための健康情報サイト
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-02-006.html】に
詳細が掲載されているので、興味のある方はご覧ください!(^^)!

体内時計と外界の周期のズレを修正することができない状態が続くと、
望ましい時刻に入眠し、覚醒することができなくなってきます。
また無理に外界の時刻に合わせて覚醒しても、
体内時計の時刻と外界の時刻とのずれのために、
「だるい」「眠い」「スッキリしない」などの不調が現れてきます。

望ましい時刻に入眠し、覚醒するために、
「時間」に囚われるのではなく、
「体内時計と外界の周期の時間のズレを修正すること」に注目してみましょう。

体内時計と外界の周期の時間のズレを修正して、
整えようとしてくれるのが、『光!』です。
太陽の光が1番効果あることがわかってきています。
なんと、ヒトでは朝の光は体内時計を早め、
夕の光は体内時計を遅らせることがわかっているのです。
よくできていますよね。すばらしいです!

その他、食事や運動、仕事も整えてくれるそうです。

つまり、朝に太陽の光を浴びて、食事を摂り、
仕事に行くことなどによって、体内時計の周期が早められて
24時間周期に調節されて整っていくのです。

簡単なようで習慣にするまでは意識することが必用かもしれませんが、
「就寝時間よりも起床時間を決めて、
目覚めたら太陽の光を浴びることから始めましょう!」

このような理由で、休日もゆっくりしたい気持ちはあるのですが、
1度はいつもと同じ時間に目を覚まして太陽の光を浴びる。
間違えても「寝貯める」ことはしないようにしましよう。
体内時計と外界の周期の時計が、う~んと狂ってしまいます(^^;

そして、妊活(健康)のためには「睡眠」だけではなく
「食事」も「運動」も大切なこと。
大谷翔平選手が気を使っているのは、
「睡眠」だけではありませんよね!(^^)!