
妊活コラム
Ninkatsu Column
まだ間に合う!妊活と夏の冷え対策

先日、桂川レディースクリニックを8月に卒業された妊活患者様のアンケートを
ゆっくり拝見させていただきました。
その中で、
「外は暑いですが室内はエアコンの冷えとの戦いでした」と言うように、
夏の冷えと闘ったことを書いてくださっていた方が多くいらっしゃいました。
この季節の特徴だと思いながら…
妊活患者さんって、冬とはまた異なった冷え対策、
体調管理に気を配っておられるのです!
確かに💦
各地では記録的な暑さが更新され、
毎日の報道や日常会話にも「猛暑」が欠かせなかった夏でしたね。
寒い季節は、冷え対策のご相談が非常に多いのですが、
夏の冷え対策は、ご自身で抱えて工夫されていることに改めて気づかされたので、
ここでお話しさせていただきます。
- 「夏の冷え」と「冬の冷え」の主な違い
項目 | 夏の冷え | 冬の冷え |
主な原因 | 冷たい飲食物、冷房、温度差、 自律神経の乱れ | 外気の寒さ、衣類の不足、暖房の不十分 |
自覚のしやすさ | 内臓の冷えは自覚しにくい | 手足の冷えなど、外部の冷えを感じやすい |
対策の難しさ | 暑さと冷えのバランスが難しい | 寒さ対策が中心で、比較的対策が明確 |
- 妊活中に「夏の冷え」が大敵な理由は「自律神経の乱れ」と関係するから
自律神経が乱れると
- ホルモンバランスが乱れる
- 血流が滞りやすく、子宮・卵巣機能の低下につながることがある
- 着床や免疫関係に影響する報告もある
- その他
おまけに、夏の冷えは冷房や冷たい飲み物で「気持ちいい」と感じてしまい、
冷えていることに気づきにくいから厄介なのです。
- 夏の冷え対策をご紹介(妊活の先輩がアンケートに記載して教えてくださったもの)
- 冷房対策
外は暑くて苦しいけど電車は寒い、会社の冷房が強すぎる、
入ったお店が寒すぎるなど寒暖差のことを
多くの方が書いてくださっていました。
- 軽く持ち歩ける薄い上着で調整
- 仕事中はひざかけが手放せなかった
- 日焼け止めアームカバーが寒さ対策にもなった
- 「夏用腹巻」愛着者になった
- 職場専用の「靴下」があった
- パートナーと冷房温度の好みが違うので、別室にした
⇒これは妊活カップルさんなので…個人的には寝る場所の工夫や
タオルケットで調整などして、
ずっと別室にならないように考えたいですね!
- 冷たい飲み物ではなく、冷房の中では温かい飲みものに変えた
- コーヒーは体を冷やすと聞いたのでルイボスティーに変えた
- 朝起きて、白湯を1杯飲むようにした(食事中や就寝前の方もいらっしゃいました)
- 休みの前は夜寝る前に、ノンカフェインのハーブティーを飲むようにしてた
⇒リラックス効果があるので、仕事の前の日でも効果あるかもしれませんね。
- 軽い運動を取り入れる
- 寝る前に夫と軽いストレッチの時間をつくるようにした
- ホットヨガを始めた
⇒通常のヨガではなくホットヨガなのですね。
それが良いのかは、ごめんなさい。
私も知識が足りません。調べておきます!
- 冷え対策ではないのですが、会社帰り1つ手前のバス停で降りて歩くようにした
⇒この暑い季節に実施されたことに驚きです!
もともと筋肉がしっかりしていて、暑さに強い方なのだと思います。
- 軽い運動、寒さ対策にもなるし、妊活にも良い!(妊活に限らず良いですよね!)
妊活されている方は、せっかくだから、
この機会にパートナーと一緒に行ってコミュニケーションが弾むと良いですよね。
上記が多かったものです。
その他、休日には「ぬるめのお湯で半身浴でリラックスしてました」や
「休日に夫と足湯めぐり」と書いてくださった方もいらっしゃいました。
いかがでしたか?
妊活中の方って、本当にご自身で勉強してトライされているのだと…。
普段から理解しているつもりなのですが、
今回はまたまた感動させていただきました。
ただ、わかっていてもできない、続かない!という方も、
たくさんいらっしゃると思います。
妊活の先輩が、どうやって継続できたのかは、
また聞かせていただいた後にみなさんにお伝えしたいです。
最後に、夏の暑さで冷えた体は、
秋(日本に秋がくるのかと思うくらいの暑さですが)から冬にかけて、
疲労感が残ると言われています。
まだまだ残暑厳しいです。
今からでも間に合います!
冷えが気になる方に…
このコラムが少しでも参考になり
日常生活に取り入れてもらえることを願っています。
また「これ以外にも、こんなことがあるよ」と
教えていただければ嬉しいです。
それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。