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妊活コラム

Ninkatsu Column

よくある質問 検査で「異常がないって言われた」と言われたのに妊娠しません。なにか生活を変えた方がいいでしょうか?

上田 聡代/不妊症看護認定看護師
上田 聡代/不妊症看護認定看護師

妊活のために検査を受け、
「特に異常はありません」
と言われたにもかかわらず、なかなか妊娠につながらない――。

そのようなとき、多くの方が
「生活習慣が悪いのでは」
「治療が合っていないのかな」
と、自分たちなりに原因を考え、不安を抱えやすくなります。

けれど実際には、一般的な妊活検査だけでは
見つけきれないことも少なくありません

これまでにも同じようなことをお伝えしてきましたが、
まだまだよくある質問なので、重複することがあるかもしれませんが、
最後までおつきあいいただければと思います。

通常の検査では、排卵の有無、ホルモン値、卵管の通り道、
精液の状態などを確認します。
これらに問題がなくても、
妊娠の成立にはさらに細かな条件が関わっています。

たとえば「卵管造影検査(卵管が通っているか確認する検査)」は、
とても大切な検査です。
ただ、残念ながら卵管の機能は確認できないのです。

簡単に言えば…卵管をトンネルと考えてみてください。
トンネルは通っているけど、
もくもくの煙だらけのトンネルかもしれないのです。
ただ、通っているから、
きっと空気も良いトンネルだろうと予測するのです。

「卵管造影検査で問題ないよ」と言われたときは、
トンネルが通っているということなのだと
理解していただければと思います。

その他、

  • 卵子と精子が出会っても受精しにくい
  • 受精しても育ちにくい
  • 子宮内膜にうまく着床しにくい
  • 精子の見た目は正常でも機能に課題がある

といったことは、一般的な検査だけではわからない場合があります。

つまり、「異常が見つからない」=「原因がない」ではないのです…

妊娠は、排卵・受精・分割・着床といういくつもの過程が
自然につながって初めて成立します。
そのどこかに小さなつまずきがあっても、
通常の検査では見えにくいことがあります。

そのため、必要に応じて次の段階の検査や治療を進めることで、
初めて見えてくることもあります✨

また、「原因がわからない」という言葉は、
何もできないという意味ではありません。
今ある情報をもとに、一つずつ可能性を整理しながら、
心身&経済的にできるだけ負担が少ないものから進めていくことが妊活です。

ご自身で原因を決めつけてしまう前に、
「今の検査で見えていること」と「まだ見えていないこと」を知ることが、
次の一歩につながります🌷

桂川レディースクリニックでは「一般不妊説明会」で、
このようなお話しをさせていただいています。
クリニックで受けることができる対面形式と
リモートでも受けることができます。
いずれも無料で参加できます。

また、不安なときこそ、一人で抱え込まず、
疑問をそのまま相談してみてください。
不妊症看護認定看護師による相談も対面と
リモートで受けることができます。
詳細は、ホームページでご確認ください。
不安が少しでも小さくなるお手伝いができればと願っています。