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妊活コラム

Ninkatsu Column

妊活と冷え~冬場と夏場の冷えのちがい~

上田 聡代/不妊症看護認定看護師
上田 聡代/不妊症看護認定看護師

いよいよ7月です。
紫外線が気になる季節でもありますが、
それ以上に「冷房による冷え」を感じる私ですが、
みなさまはいかがでしょうか?

「冷え症」は、カラダの現象であり、病名ではありません
どのような状態かを説明すると、血管が収縮し、
血液の流れが悪いため毛細血管へ温かい血液が流れず、
末梢の手足などが冷えてしまう状態のことです。
冷えの主な原因は、運動不足(筋肉量)、食生活の乱れ、ストレス、自律神経の乱れ、喫煙などがあると言われています

不妊と冷えの関係性を強く肯定する意見がありますが、
医学的には必ずしも不妊に繋がるとは限らないという見方をされることが多いです。

そもそも私たちのカラダは、外部環境因子にかかわらず
生体の状態を一定に保とうとする恒常性という機能があります。
この機能により、体内の温度は37.0℃前後に保たれています。
健康なカラダは、手足が冷たい、外気温度が低いときも変わりません。
基礎体温を口腔内で計測するのは、この深部体温に近い温度を測るためです。

不妊と冷えの関係を医学的に説明されるときがあります。
それは、身体が冷えることで自律神経が乱れ血管が収縮すると、
血液の循環が悪くなります。
これまでもお伝えしてきていますが、卵子が育つ卵巣
受精卵を受け入れる子宮の内膜をつくり
受精卵を育てる子宮血液循環は妊活にとって重要です。
そのために血液を上手く行き渡らせることが大切です。

では、冬場と夏場の冷えの違いを少しだけ説明します。

暑い時副交感神経が働き血管を拡張させ発汗を促し体の熱を放出します。

寒い時交感神経が働き血管を収縮させ、
発汗を抑制体温の下がりすぎを抑えます。

このような反応をコントロールしているのが自律神経の働きです。
人間の体が無理なく対応できる温度変化は5℃前後とされていますが、
夏場はそれ以上に温度差がある環境にいることが多く、
暑い屋外と冷房のきいた室内を行き来することで
自律神経のバランスが崩れる原因につながり、
冷えをもたらすことがあります。

冷え症の種類はいくつもあり、個々によって対策も変わってきます。
自分で判断してやっている対策が、
自分の冷え対策に効果がない可能性もあります。
気になる方は、一度、桂川レディースクリニックの
こうのとり鍼灸を受けてみてください。
個別の症状を判断し対策の提案もしてもらえます!(^^)!

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