妊活コラム
Ninkatsu Column
妊活中、女性が男性に求めること
前回、「妊活は、夫婦の絆を深める『対話』の時間」
〜答えを出すことより気持ちを分かち合うこと〜
についてお話ししました。
しかし『対話』ではなく、
実際どんなことをしてあげたらいいのだろうと
悩まれる男性は少なくありません。
今回は女性が男性に妊活中して欲しいことを
卒業された方のアンケートをもとにお話ししようと思います。
今までのアンケートで一番多かった回答は
「一緒に診察室に入ってほしい」
「説明を一緒に聞いてほしい」
という声でした。
妊活では検査や治療についての説明を受ける場面が多くあります。
女性だけが聞いて自宅で説明しようとしても、
うまく伝えられなかったり、
受け取り方に違いが出てしまうことがあります。
同じ説明を一緒に聞くことで理解が深まり
気持ちのズレも少なくなります。
毎回は難しいかもしれませんが、
ステップアップのタイミングや手術の日程が決まりそうな時など
「次は僕も一緒に行くよ」と声かけてみてください。
卒業された方の中に
「一緒に行くよと言われて今まで一人で頑張ってるような気がしていたが
気にかけてくれていたと思うと嬉しかったです」とありました。
次に多かった声が
・買い物をしてほしい
・掃除や洗濯を一緒にしてほしい
・食事の準備をしてくれると助かる
という声でした。
妊活中は通院の予定が増えたり
体調が不安定になることもあります。
思うように動けないときに、家のことを気にかけてもらえると
気持ちが楽になるという声が多く聞かれました。
「今日は無理しなくていいよ、やっておくよ」
とその一言や行動が大きな支えになることがあります。
実際に男性の方からは、
こんな声を聞くことがあります。
「何を言えばいいのか分からなかった」
「励ました方がいいのか、そっとしておいた方がいいのか迷っていた」
「自分がどこまで関わればいいのか分からなかった」
男性にとって妊活は、
身体の変化を直接感じるものではないため、
どう関わればよいのか迷う場面も多いのかもしれません。
けれど、特別なことをしなくても大丈夫です。
・診察の内容を一緒に聞く
・通院の日に「どうだった?」と声をかける
・家のことを気にかけ行動する
など
全部始めるのではなく、始められそうなことから
やってみてはいかがでしょうか?
「家事は苦手で、でもどう関わればよいのか分からない」
そんなときは、
まず同じ情報を知ることから始めてみてください。
同じ説明を聞くこと、
同じ状況を理解すること。
悩みを抱えている男性の多くは妊活のことを
誰にも相談できないでいる方がたくさんいます。
当院では男性のみでも看護相談を受けることは可能です。
オンラインと対面とありますので悩まれた時は頼ってください。
皆さまが安心してこの時間を歩んでいけるよう、
そっとお手伝いできればと思っています。