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妊活コラム

Ninkatsu Column

妊活中こころのサポートにはコレがおススメ!

上田 聡代/不妊症看護認定看護師
上田 聡代/不妊症看護認定看護師

「スリー・グッド・シングス(Three Good Things)」

忙しい世の中。
明日、どうなるかもわからない毎日。
不安やストレスなく過ごせている人、
またはそれを上手に昇華させている人は少ないのではないかと思います。
それに加えて、妊活中、不妊治療中となると、
見えない不安とストレス、なりたくない自分が嫌になって
気持ちも下がってしまうことは珍しいことではありません。

「ストレスって、どうやって解消しているのですか?」と尋ねると、

多くの人が「これと言ってないけど…」あえて言えば
「おいしいもの食べに行く」「漫画を読む」「旅行」などなど…
考えて答えてくださいます。
もちろん、その方法はどれも正解だと思います。

1つ、気になっていることとしては…

「ストレス解消のための時間をつくらなければならない」
「ストレス解消のためにお金がかかる」ことが多いように思います。

趣味ではなく、日常から簡単にできることを身につけていると
心のバランスは崩れにくいです。

そこで、私の超おススメが
「 スリー・グッド・シングス(Three Good Things)」です。

これは、アメリカの心理学者セリグマン博士が提唱した「ストレス解消方法」で、
ストレスが解消されるので「幸福度を上げる」効果もあると言われています。

その方法をご紹介します。っといっても…とても簡単。

「寝る前にその日に起きた良いことを3つ書き出す」です。
夜はゆっくりした気持ちになれる時間帯ですが、
嫌な出来事も思い出しやすい時間帯でもあります。
多くの人は、どうしても嫌な出来事の方が強く印象に残ってしまいます。
そんな時間帯に良かったことを思い出して書き出すことで
「毎日を前向きに明るい気持ちで終えることができるようになり、
ストレスを解消する効果がある」と言われています。

ここで「ウエダ流」です。
「書き出すこと」さえ面倒な私は、
電気を消して「その日起きた良いことを3つ声にして眠ります」

【良い効果】

・良いことを思い出したり振り返ったりすると、幸福度があがる

意識して良いことを見つけられるようになり、自分にも良いことがたくさんあると考えられるようになる

・良いことが見つけられるようになると、前向きに考えられるようになる

「ありがとう」の気持ちで眠れるので、良い眠りにつながる

【どんなことを思い出すの?】

自分自身が「明るい気持ち」「前向きな気持ち」になる内容であれば、
なんでもオッケーです。難しく考えないことです。

私の場合は、例えば…
・早起きして洗濯を3回もして気持ちよかった
・犬の散歩、ちょっと遠くまで歩けた
・たまっていた仕事をがんばった
・なんにもしないで、だらりと過ごせた
・今日のごはんはおいしく炊けた
・髪を切って気分も軽くなった
・30%引きのイチゴ大福を変えた
・友達と久しぶりにLine電話した
・夫が掃除をしてくれた
・夫が駅まで送ってくれた

などなど…なんでもない日常の中から、
当たり前になっている日常の中から思い出しています。

日本には、「笑う門には福来る」ということわざがあります。
いつも笑顔でいる人のところには自然と幸福がやってくる、
という意味ですが、「心の状態」と「健康状態」には
深い関係があるという意味から作られた言葉だそうです。

生きていれば、必ず「良いこと」も「悪いこと」も起きます。

「良いこと」に気づかない人が多いのですが、
スリー・グッド・シングスを習慣化できると、
「良いこと」に目を向けられる状態に変化していきます。

簡単なことだけど、続けることは難しい。
まずは、21日間続けてみてください。身体が覚えてきます。

そして、不思議なもので66日間続けると、習慣化しています。

毎日はハードルが高いな、と思う方は、
週末だけでもご夫婦で言い合いっこしても良いかもしれません。

ご自分たちの、無理しない続けられる方法を考えてみてください。

自分たちだけでは…という方は、看護相談をご予約ください。
どんな方法で行えばよいのか、それが継続していくか…と
ストレス解消の自分たちスタイルを一緒に考えていきましょう!(^^)!

妊活、不妊治療を頑張られている方が、
少しでもストレスが軽減し幸福度があがります