
妊活コラム
Ninkatsu Column
妊活中に前向きになれないと苦しむ方へ「不妊症看護認定看護師」からのメッセージ

妊活相談をしていると、「前向きになれない」と自分を追い込み、
自分を責める方と出会うことが少なくありません。
「前向きでなければならない」と自分を律している方がとても多いのです。
今回は、このように「前向きになれない」と苦しむ方にお伝えしたいことを
まとめてみました。
実は、前向きでいることが難しいと感じるのは、ごく自然なことです。
妊活に関係なく、私たちの心は、常に一定ではなく、波のように揺れ動くもの。
前を向くことも後ろを向くことも止まることもあります。
落ち込んだり、不安になったりするのは、人間として当然の反応です。
それに加えて妊活中は、努力とは関係なく、
うまくいかないことが押し寄せてきて、自分と向き合う時間が長くなるために、
普段感じているけど気づかない小さな波に敏感であるだけです。
気持ちの揺れが気になる方は、
ちょうど船越先生の前回妊活コラム(5月9日掲載)で、
揺れ動く感情を理解する東洋医学的セルフチェック(五志と五臓六腑の関連、採点付き)が紹介されていましたので、ぜひ参考にしてください。
揺れ動く感情を理解する東洋医学的セルフチェック
さて、心理学的に大切なことは…
前向きになれない感情や揺れ動く感情を否定せず、
「今はそう感じているのだな」と受け入れること。
自分の気持ちを認めることで、
心は少しずつ落ち着きを取り戻してきます。
……と言いますが、言葉では簡単でも、
前向きに歩きたいときに歩けない自分を認めることは、
決して簡単ではないですよね。
私は、前向きになれない時こそ、今できていること、
今できることに焦点をあててみませんか? と一緒に考えることが多いです。
人はうまくいっているときは、振り返ることも自分と向き合うことも
必要性を感じることなく前向きに歩けるのです。
うまくいっていないからこそ、後ろを振りかえるチャンスだし、
立ち止っているからこそ、気づかなかったことが見えてきます。
ただ、わかっていても心がざわざわ。
その変化を受け入れようとしても難しいし自分を責めてしまう。
その結果、前向きになれない。
そんなときに思い出してほしいと思います。
私たち桂川レディースクリニックにいる不妊症看護認定看護師の存在を。
対面でもオンラインでもつながります。
あなたの心の波を受け入れながら、少しずつ前に進んでいく時間にしませんか?
あなたのペースで、無理せず、自分と向き合える時間の中で、
自分を大切にするチャンスを一緒につかめるように
全力でサポートさせていただきます。