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妊活コラム

Ninkatsu Column

妊活中のコーヒー摂取

上田 聡代/不妊症看護認定看護師
上田 聡代/不妊症看護認定看護師

「妊活を始めてから自然妊娠するまでの期間を
コーヒー摂取量と共に調べた研究」の結果、
全くコーヒを飲まない群で妊娠まで6.5か月」かかったのに対して
1日5杯以上コーヒーを飲む群では8.2か月」となっています。

結論から言うと、
「カフェインの取り過ぎは妊娠までの期間を延長させる」ことになります。

 コーヒーのカフェイン含有量でみると、カフェイン摂取が
1日500mg以上の群では、妊娠しない方の割合がやや高くなる」
「300~500mgの群は、300mg以下の群とほとんど差がない」となります。

では・・・カフェイン500mgって?

コーヒー6~7杯程度と言われています。
私は大きいマグカップなので、コーヒーカップの2倍量になります。

私もコーヒーは好きなのですが、これだけの量は飲めないですが・・・

世界での研究になるので「コーヒー」で代表されていますが、
紅茶、日本茶、エナジードリンクなどにもカフェインは入っていますので、
偏った嗜好の方は気を付けたほうが良いと思います。
通院中の患者様なら、
ご自分がどのくらいのカフェインを摂取しているか栄養士相談(予約制で無料)
説明させていただくこともできますのでご利用下さい。

世界保健機関(WHO)では、2001年に妊娠中のコーヒー量に関して
「胎児などの影響はまだ確定していない」としつつ、
コーヒーは1日3~4杯までにすることを呼びかけています

そこから考えても、妊活中でも1日3~4杯までは許容範囲と言えますね。

私はマグカップなので2杯までです(;’∀’)

また、飲む時間もチョット工夫してみましょう。 

カフェインは、交感神経を興奮させ、脳を覚醒させる作用、
そして体を冷やす作用があります。
夕方以降に飲んでしまうと寝つきが悪くなるので、
夕方までの飲み物にすることがポイントです!

妊活中&妊娠中は、「コーヒーは1日3~4杯までを上限として、
夕方以降は他の飲み物で代用もトライしてみましょう」

他の飲み物でもカフェインが入っていては意味がありません。
最近では、カフェインレスコーヒーも目にするようになってきました。
私は飲んだことはないのですが、
スターバックスにもカフェインレスコーヒーがあるくらいなので
ニーズは増えているのだと思っています。

私は、カフェインレスコーヒーよりかは「ルイボスティー」が好きです。

最近では「妊活=ルイボスティー」といってもおかしくないくらい
有名になりましたが・・・ルイボスティーは抗酸化作用もあるので、
妊活中の飲み物としては良いのではないかと思います。

だけど、人に合わせる必要もナシ!

味も悪くない!おいしいものがみつけて続けていくことが大切ですよね。