
妊活コラム
Ninkatsu Column
妊活中の寒さ対策法 ~腹巻き、ネックウォーマー~

桂川レディースクリニック 「こうのとり鍼灸」担当鍼灸師 船越登紀夫です。
寒い気候が続いていますが、
2月に入ってさらに寒くなりました。。。
妊活に「冷えは禁物」ということは
皆さんご理解していただいていると思いますが、
寒さはまだまだ続きそうですので
油断せず体調管理を怠らないようにしてくださいね。
寒さ対策としてこうのとり鍼灸でオススメしているのは
「腹巻き」と「ネックウォーマー」です。
「へぇー、そうなんですねー」で済ませるのではなく、
ぜひ実践してみてください。
【お腹を「冷やさない」ための腹巻き】
寒さや運動不足によって卵巣や子宮への血行が悪くなると、
これらの機能低下を起こす可能性があるので
妊活には好ましくありません。
妊活中は卵巣や子宮は「冷やさない」ようにしましょう。
下の図は、卵巣と子宮の位置を示したものです。
卵巣も子宮も骨盤の下部に位置しています。

腹巻きというと「お腹」を冷やさないものというイメージなので、
市販のものは「ウエストライン」をカバーするものが多いようです。
ですが、妊活中は卵巣や子宮を冷やしたくないので
「骨盤全体」をカバーするものを選んでください。
「保温」が目的ですから骨盤全体を包んでくれるようなものが良いでしょう。
あまり締め付けが強いと圧迫感がストレスになりますし、
血行が悪くなる可能性があるので注意です。
【首すじを「冷やさない」ためのネックウォーマー】
妊活中は首を冷やさないようにしましょう。
首と妊活はあまり関係が無いように思われるかもしれませんが、
こうのとり鍼灸では首の状態をかなり重視しています。
首すじと肩甲骨の内側には「褐色脂肪細胞」というものがあります。

「褐色脂肪細胞」にはエネルギー産生に働くミトコンドリアがたくさんあり、
ここで脂肪を燃焼させて体熱を産生してます。
首すじから肩甲骨にかけての筋肉が未発達だったり、
運動不足で筋力が低下して首こりや肩こりの症状がある人は
「褐色脂肪細胞」の働きが弱い → 代謝が悪い → 体温が低くなりがち
→ 卵巣や子宮の働きが低下しやすい
というパターンに陥っている可能性があるからです。
さらに、首の骨(頚椎)の横には「自律神経節」というものがあります。

首すじが硬くなったり冷えたりすると
この自律神経の働きが乱れて内臓(胃腸などだけでなく卵巣、子宮も含めて)の
機能が低下する可能性があります。
ですからネックウォーマーなどを使って(マフラーやシルクのスカーフなどでもOK)首すじを冷やさないようにしておきましょう。
【 「冷やさないこと」と「温めること」は違います 】
今回ご紹介した腹巻きもネックウォーマーも
身体を「冷やさないこと」を目的にしたもので、
「温めるもの」ではないんですね。
冷やさない(保温)の目的は「機能低下を防ぐため」です。
温めることの目的は「代謝を上げるため」です。
(何となく区別出来ますよね?)
このお話はちょっと難しくなるかもしれませんので
またの機会に…。
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桂川レディースクリニック併設 こうのとり鍼灸はこのような方におススメです。
◇ 冷えが気になる
◇ 疲れが取れない
◇ 自律神経が乱れているかも?
◇ 運動不足で代謝が悪い
◇ ホルモンバランスが悪い
◇ ストレスが溜まっている
もし、当てはまるものがあれば、
こうのとり鍼灸に相談に来てくださいね。
「健康」に近づけ、一緒に妊娠しやすい身体づくりをしていきましょう。
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【こうのとり鍼灸ルーム】
開催日:毎週水・土曜日 14:00~19:00
受付時間(14時・15時・16時・17時・18時)*施術時間は40分程度
場所:当院4階 エステルーム
料金:不妊治療サポート(鍼灸治療、自律神経調整を含む) 7,000円(税込)
担当:船越鍼灸整骨院 船越 登紀夫
*ご予約は1回分ごとの受付になります
◇ 船越鍼灸整骨院 → https://funa-in.com/