妊活コラム
Ninkatsu Column
桂川レディースクリニックstyle ~胚培養士が外来で働くワケ~
矢田 恵/胚培養士
胚培養士は、一般的に「胚培養室」という壁の向こうで、
精子や卵子、受精卵と向き合って働いています。
そこは、患者さんからは見えない部分でもありますが、
胚培養士からも患者さんの顔が見えないのです。
見えない胚培養士に、大切な精子や卵子を預けてくださるのです。
その信頼を裏切ってはいけないから、頑張るのですが・・・
桂川レディースクリニックは、「1つ1つの受精卵の背景には、
不妊に悩むご夫婦がいらっしゃる。
胚培養士はその願いを託されています。
ご夫婦から見えない作業だからこそ、その信頼を裏切ってはいけない。
そのために技術は磨き続けなければならない。」と、考えています。
ですから、知識や技術を磨くことは大前提なのですが、
前回のblogで、「培養士の技術と愛で、妊娠率が変わる」とお伝えしました。
この「愛」を育てるために、外来で働いています。
不妊に悩むご夫婦と直接お話して、どんな思いを託されているのか、
どんな信頼をしてくださっているのか・・・
卵子や精子の勉強をしている私たちなので、
外来では冷や汗をかくこともたくさんあります。
だけど、冷や汗の分だけ、愛は育っていると思っています。
何か、お気づきのことがあれば、
お気軽にスタッフまでお願いします。
さて、次回からは、精子や卵子について、
詳しく説明できるblogにしていきたいと思います。
楽しみにしていてください。