院長の不妊治療ブログ第33回 COVID19に対する日本生殖医学会からの通知を受けて
スタッフブログ
4月1日「日本生殖医学会」より、
不妊治療の延期を選択肢として考慮する内容の声明が出されました。
これを受けて「不妊治療の患者さんはしばらく受け入れない病院」
「人工授精や胚移植は行わない病院」もでてきて、
動揺されたことと思います。
その後、治療を継続される方も、治療をお休みされている方も、
COVID-19「感染の不安」と「治療を休むことの焦る不安」の
ジレンマを感じられていることと思います。
COVID-19の状況は、日々変化していますし、
都道府県や地域によって異なってきています。
そのような社会状況を配慮して、
5月18日、同学会より通知がだされました。
『不妊治療の延期を選択肢として受け入れた患者さんに対して、
COVID-19感染予防と感染拡大の対策を可能な限り行ったうえで、
再開を考慮してください』という内容です。
4月1日の声明が社会ニュースになり、
不妊治療を行いたけれども休まれていた方、
病院受診するところがなくて困っている方、
個別の背景を考えながら治療選択を考えていくことができますので、
一度ご相談ください。
もちろん、まだまだ油断はできませんし、
安心はできない状況です。
桂川レディースクリニックでは、
診察、治療は通常通り行っていますが、
これまで通りのCOVID-19感染予防と感染拡大防止策を続けていきます。
通院される患者さんのご協力には、
心から感謝しておりますが、
引き続きよろしくお願いいたします。
COVID-19のために考えられた新生活。
「不安や不満」と嘆く毎日よりも
「COVID-19のおかげで・・・」を探す毎日にしたいと思います。
当院でも『オンライン説明会』や『オンライン相談』が急速に進み、
患者さんの通院負担が軽減できることは
「COVID-19のおかげで・・・」だと思っています。
いまだからできることを、
まだまだ考えていきたいと思っていますので、
不安なことやご要望などがありましたら、
遠慮なくスタッフまでお申し出ください。
桂川レディースクリニック 院長 桂川 浩