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患者様より心温まるお手紙

患者様より心温まるお手紙

不妊治療ブログ

みなさま、こんにちは。
ゼネラルマネージャーの桂川幸恵です。

先日、ご退院された患者様から心温まるお手紙を頂戴しました。

当院で不妊治療〜妊娠〜出産までサポートさせていただいた
高齢初産(45歳)のママさんです。

妊活から出産に至るまで患者さまに寄り添えることは
私たち桂川レディースクリニックの喜びです。

丁寧に綴られたお手紙を読み進めていくと、胸がいっぱいになります。

「いま妊活をされている方、高齢出産をされる方への少しでも励みになれたら…」
と掲載を快くOKしてくださいました。

皆様と共有させていただきたいと思います。
(ほぼ原文ですが個人が特定される箇所は編集しております)

お時間のある方はぜひ読んでいただけると嬉しいです。

【子どもの名前にこめた願い】

この度、桂川レディースクリニックで不妊治療を経て
高齢初産という状況で無事に出産ができましたことに
感謝と喜びでいっぱいの思いです。

令和2年2月19日(水)午後2時19分、
私は37週0日で帝王切開術にて、2890gの男の子を出産しました。

名前は達貴(たつき)、「たっくん」です。

名前にこめた願いには、出産に至るまでに
多くの方々の支援のもとにこの子を授ることができたことと、
この子自身もさまざまな試練を乗り越えて産声をあげたこと、
そして、これからも命を大切に
成長してほしいという思いをこめています。

この子は体外受精で授かりました。

体外受精では、精子が卵子に入り込み、
この2つが1つになるまでの過程(受精)が必要で
受精では、一定基準の卵子と精子が必要なために
検査を経て内服等の治療を行ないます。
できた受精卵は体外で培養し、
子宮内に戻す(胚移植)を経て妊娠判定を待つのですが、
妊娠判定で、妊娠が確定しても流産しないか、
常にこの子には試練は続きました。

不妊治療を卒業し、妊婦健診でこの子の発育を見守る中で、
私たち夫婦は出生前診断(羊水検査など)は受けず、
この子を貴い命として受けとめ、
どのようなことがあっても育てていこうと決めていました。

妊婦健診の目的の1つには、
お腹の中の赤ちゃんの月齢に応じた発育の確認があります。
いつもどのような結果であっても受け入れていこうと決めていましたが、
常に不安感はありました。

このような私の妊娠、出産に至るまでの過程をこの子は達成し、
お腹の中で成長し、貴い命を授かることができたことに感謝しつつ、
これからもこの貴い命を大切に、
成長してもらいたいという思いを名前にこめた願いです。
夫の名前(裕貴)の1字も使いました。
偶然にも主治医の井上先生のお名前の一字も同じになりました。

2月26日はいよいよ退院です。

そして私たち夫婦の5年目の入籍記念日。

今年は新しい家族の一員“たっくん”を迎え
にぎやかになりそうです。

桂川レディースクリニックの皆さま
本当にお世話になりありがとうございました。

【不妊治療・妊娠期の仕事、思いなど】

不妊治療中、仕事は土曜日はお休みですが、
平日の受診は時間休をとり受診しておりました。
年齢も40歳半ばとなると、職場の内外での役割もあり休みは取りづらく、
桂川先生や看護師の奥村さんから、
受診のための制度があることを教えていただいたのですが、
結局、職場に伝えることができませんでした。

ただ、大津に出張の時は、午後の会議の前の12時に採血をし、
夕方受診という対応をしていただけたことは、本当に助かりました。

妊娠して安定期に入ってから
職場に報告をしようと思ったのですが、
母子手帳をいただける時期には、つわりがひどくなっておりましたので、
職場に報告すると、上司からはこころよく
「おめでとう。無理をしないように」という声かけをいただけました。

仕事も大切ですが、妊娠、出産にはタイムリミットがあります。

妊娠には適齢期があり妊娠を望む場合は計画的に考えることと、
たとえ仕事を持っていても、希望するときに子供を出産し
育てる社会環境の整備は必要と思いました。

【その他】

この度私は、45歳高齢初産ということで地域の周産期の統計、
女性の45~49歳の出産数
過去5年間の0人を更新しました。

不妊治療中、外来待合室でたくさんの本を読みました。

特に家田壮子さんの『産めない女に価値はない?』は
不妊症に悩む人達に本当に寄り添った力作という印象で何度も読みました。

松本亜樹子さん(2019年2月の朝日新聞)の原稿もよかったです。

『病気がみえるvol9婦人科・乳腺外来』(P226~249)もよく読みました。
個人的に持っていた本ですが、生殖医療の説明もあり、役立ちました。

不妊治療中は産めない、産まない人生も
夫と2人で話したこともありました。

【この病院を選んだ理由】

  • JRで通院できる利便性
  • 仕事をしているので土曜日受診できるところ
  • 説明会、教室を積極的に行っているところ
  • 先生、スタッフの方々が高いスキルを求め学習意欲が高いこと
  • きれいで清潔な病院

など…
本当にいろいろとお世話になりありがとうございました。