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院長の不妊治療ブログ第30回 着床前診断の臨床研究

院長の不妊治療ブログ第30回 着床前診断の臨床研究

スタッフブログ

皆さん、こんにちは。
桂川 レディース クリニック院長・生殖医療専門医の 桂川 浩 です。

当院は、日本産科婦人科学会より「着床前診断の実施施設」として
認可承認されている医療機関なのですが、
さらに令和2年2月23日からは、
「日本産科婦人科学会倫理委員会PGT-Aに関する小委員会」より承認され、
着床前診断の臨床研究に参画しています。

ちなみに臨床研究の参画が承認されたのは、
滋賀県下では唯一当クリニックだけです。
生殖医療専門医であること、遺伝の専門知識があること、
これまでの実績という厳しい条件をクリアーして認可されました。

着床前診断とは、受精卵の段階で染色体や遺伝子を解析し、
受精卵が子宮に着床して妊娠する前に、
染色体や遺伝子に異常がないかどうかを調べる医療技術です。
すでに欧米を中心として受精卵の着床前診断は広く行われていて、
「妊娠率の向上」と「流産率の低下」に大きく貢献しています。

着床前診断の有用性は複数の論文で、
流産率の低減、着床成功率、妊娠継続率の向上、
妊娠にたどり着くまでの期間の短縮等、報告されており、
欧米に比べて日本は少々遅れ気味。
当院では、日本の不妊治療のさらなる向上のために、
体外受精・胚移植(ART)不成功例、
習慣流産・反復流産例、染色体構造異常例などについて臨床研究を行い、
患者様に還元していきたいと考えています。
ご興味のある方は、お気軽に
桂川レディースクリニックまでお問い合わせくださいね。