院長の不妊治療ブログ第31回 新型コロナウィルス感染症に関する当院の方針
スタッフブログ
現在パンデミックとなっている新型コロナウイルス感染症に関して、
通院されている患者様におかれましては、
治療について不安な日々を送られていることとお察し申し上げます。
4月1日、日本生殖医学会より声明が出ました。
本ウイルスの母体から胎児への感染の可能性が不明であること、
妊婦において重症化の可能性があること、
などから医師は不妊治療を延期するかどうかを患者様と相談すること、
および採卵を予定している場合はできるだけ胚凍結をおこなうこと
などが推奨されました。
(http://www.jsrm.or.jp/announce/187.pdf)
当院では感染拡大予防に最大限の注意を払いつつ、
可能な限り患者様の診療を継続させていただいていました。
本日夕方には、7都道府県に対して、
政府より『緊急事態宣言』が発令される予定です。
滋賀県は、含まれておりませんが、
感染拡大予防という大きな役割を担っていることは変わりません。
そこで当院としましては次のような方針で当分の間診療をおこないますので、
患者様におかれましてはご理解頂きますようお願い申し上げます。
1.原則としては従来通りの診療をおこないます。
診療時間、予約方法、診療内容についても変更はありません。
患者様には個人個人により様々な状況の違いがあります。
そこで、治療の継続または一時延期などについては、医師とご相談の上、
最終的には患者様ご自身で判断ができるようにスタッフ一同支援いたします。
2. 当院では今後も感染防止に最大限の努力を続けて参ります。
職員はマスクを着用し手洗いを頻回に行います。
診察室、説明室は使用の度ごとに消毒清拭を行います。
換気をよくするために、
密閉された部屋は決まった時間ごとの換気を行います。
待合室に多くの患者様が待機されることのないよう、
レストランを開放しています。
お飲み物も準備していますので、ご利用ください。
待合室の椅子は1つ1つ距離を置いて設置しています。
説明会や認定看護師による相談は、
ネットで受けることができるようにしています。
3. 患者様にもご協力をお願いしています。
- マスク着用をお願い申し上げます。
マスク着用されない方や感染防御にご協力頂けない方については、
いかなる理由があっても診療または
採卵、胚移植、手術処置をお断り致します。
(なお、マスクはご自分でご持参下さるようにお願いいたします。) - 来院時には受付前に必ず手洗いまたはアルコール消毒をお願い申し上げます。
- 採血の結果待ちなどは、なるべく外出
もしくは4階レストランを利用されるなど、
待合室の混雑予防にご協力ください。 - 来院時、玄関にて「健康チェックリスト」記入をお願いしています。
1つでもあてはまれば、院内への立ち入りはご遠慮いただいております。
項目は
- 37.5℃以上の熱がある
- 喉の痛みや体のだるさがある
- 咳がある
- 味覚、嗅覚障害がある
- 家族や身近な方に感染者、または疑いで自宅待機中の方がいる
4. 妊娠されている患者様へ
厚生労働省より妊婦の方々に向けてお知らせが公開されています。
その中では「胎児の異常や死産、流産を起こしやすいという報告」はなく、
「妊娠中でも過度な心配はいらない」と記載されております。
詳細は以下のアドレスをご覧ください。
◆厚生労働省配布リーフレット
https://www.mhlw.go.jp/content/11925000/000618883.pdf
当院では今後も感染予防と情報収集に努め、
患者様が安心して治療できる環境を維持してゆきたいと存じますので、
ご協力のほどお願い申し上げます。
なお、本方針は現段階におけるものであり、
今後状況の変化により変更の可能性があります。
特殊な状況下の診療になりますので、
ご意向に沿えない可能性があります。
そのような場合には何卒ご理解よろしくお願い申し上げます。
今後、状況の変化で方針を変更せざるを得ない場合は
適時ホームページ上にアップさせていただきますので、
随時ご注意お願い申し上げます。
桂川レディースクリニック 院長 桂川 浩