妊活関連メディカルチェック
ブライダルチェック
妊娠や出産に影響を与える病気などがないか調べる検査のことをブライダルチェックと言います。「ブライダル」というと花嫁さんのためのものと思われがちですが、結婚が決まっていなくても、あるいは既に結婚していても、また男性も女性も関係ありません。将来、こどもが欲しいなら、1度は受けておいて損のない検査です。
メリット
- 病気や異常の早期発見
- 余計な不安を抱えずに済む
- ふたりで子どものことを話し合うきっかけになる
デメリット
- 費用がかかる
- 病院受診が必要
こちらは桂川レディースクリニックの例ですが、一般的な検査の他、妊娠と関係するホルモン検査などの項目をオプションで選ぶことができ充実しています。「妊活のための健康診断」と言えますね。看護師による事前カウンセリングがついていますので、どの検査が自分に必要かなど、質問しながら納得して選ぶことができます。
風しん抗体
妊娠して20週頃までに風疹ウィルスに感染すると、おなかの赤ちゃんも風しんウィルスに感染してしまい、難聴や心疾患、白内障、精神や体の発達遅れなどをもって生まれてくる可能性があります。そのために、風しんウィルスが体に入った時にやっつける力(風しん抗体)をもっているかどうかを血液検査で調べます。
「私は小さいときにかかったことがあると母から聞いているので大丈夫」や「中学生の時に予防接種を受けたことがあるので大丈夫」という方も、記憶が曖昧だったり、抗体がなくなって場合もあります。妊娠しても不安にならないように、今のうちに検査で確認しておきましょう。
どこで調べることができる?
保健センターなどの自治体の他、内科や産婦人科で調べることができ、検査の費用は¥4,000くらいです。多くの自治体では、妊娠の可能性のある女性は無料で受けられるようになっています。桂川レディースクリニックでは、この制度を活用して、妊活中の女性は無料で受けられます。
また、風疹は、咳や会話などによる飛沫(ひまつ)感染です。一緒に生活しているご主人も一緒に調べておくと安心です。ご主人の検査も自治体によっては、無料で受けられますよ。
ポイント!
風しん抗体がなければ、予防接種を受けます。予防接種を受けたら、赤ちゃんの安全のために、2か月間は妊娠しないようにしなければなりません。いざ妊活開始!と思っても、予防接種を受けたら2か月間はスタートできません。そのため、妊娠を考えたら、早めに確認しておくと良い検査ですね。
歯医者さん受診
虫歯は放置しておくと、パパやママから赤ちゃんに虫歯菌をうつしてしまう可能性があります。また、最近では、歯周病と早産や低出生体重児出産との関係も報告されています。
歯の治療の中には期間がかかるものもありますので、自分は大丈夫!と過信しないで、ご夫婦で定期的に検診へ行きましょう。
*妊娠中でも虫歯の治療はできますが、体調の変化が激しかったり、歯医者さんでの治療態勢が辛い時期もあるので、できるだけ妊娠前の治療が良いですね。