1. トップページ
  2. 妊活コラム
  3. 【不妊治療中に何か注意することはありませんか? ~病院デビューの日によくある質問~】
スタッフの写真

妊活コラム

Ninkatsu Column

【不妊治療中に何か注意することはありませんか? ~病院デビューの日によくある質問~】

奥村 久美子/看護師
奥村 久美子/看護師

この1ヶ月、はじめて受診(病院デビュー)の日に
片手では数えられないくらいに受けた質問です。
これまでも、同じような内容で書いたことがありますが、
今回は、「はじめて受診(病院デビュー)した日の質問」
ということで書くことにします。

病院デビューと言う言葉を初めて聞かれる方もいるかもしれませんので
先に少し説明を。

私たちは…。

「歯が痛い」となれば、嫌でも歯医者さんに予約します。
「皮膚に湿疹ができて痒みがおさまらない」となれば皮膚科へ。
「熱が下がらない」となれば、仕事を休んででも内科(今は発熱外来?)へ。
「お腹が痛くて冷や汗がとまらなくて動けない」となれば、緊急で病院に。
時には救急車を呼ぶかもしれません。
緊急性があるかないかは別として、とりあえず病院受診しますよね。

それから、内科、外科、皮膚科、歯科などは、
これまでに1度は行った経験があるので、どんなことをするのかなど、
おおよその予想がつきます。
例えば、「整形外科」は初めて行くとなると、
ちょっとドキドキする人が多いのではないでしょうか。

ところが、「体は、痛く痒くもない。日常生活だって何の問題もない」

忙しい毎日の中、時間をとって「不妊治療」のために受診することは、
とてもハードルが高くなります。
また、「病院に行こう」と思いながら
妊娠する人が周り(時にはSNSの中)にいるので、
「もしかして…」という心の声が聞こえてくるとなおさら、
ハードルは高くなります。

「行かなくてもいいかもしれない」「自分たちでもう少し頑張ってみよう」
「仕事に余裕ができたら予約しよう」「どんなことをするのだろう」
「検査だけでもしてもらえるのかな」「痛いことするのかな」
「お金は高いのかな」等々、さまざまな声が心の中で言い合いします。

その結果、不妊治療専門病院をはじめて受診します。
これを、いわゆる“病院デビュー”と妊活されている方々は呼んでいます。

さて、質問の「不妊治療中に何か注意することはありませんか?」についてです。

不妊治療だからと我慢することはなるべく「しないようにすること」です!
 それは、不妊治療中も「あなた」の人生だからです。

科学的に、よほど悪いこと、例えば喫煙などはやめた方が良いです。
それから、極端に体に悪いこと、例えばスナック菓子を大量に食べるなどです。
そのようなこと以外は、心と体が喜ぶことをしてほしい。

1つだけに焦点をあてて、気にしすぎないこと。
以前のコラムにも掲載されていますが、
「精子にとって、サウナが良くないと聞いたので
夫のストレス解消であるサウナをやめてもらう」などは良い効果とはいえません。

だから、桂川レディースクリニックは、
妊娠率を1%でも高くするために「統合医療」を行っています。
「サウナへ行くことを中止する」よりも、
ふたりで勉強会に参加する、食事指導を受ける、
など『ふたりの生活全体』を考えていくことが大切だと思っています。

夫婦で『こうのとり鍼灸』に通うこともおススメです。
『こうのとり鍼灸』は、妊活中の心と体全体を整えていきます。
とても人気なので、現在は通院されている方のみになっています。
当院通院中で、今治療をお休みしている方は、
院長の診察でご相談ください!(^^)!

最後に…。

一般的なことはお答えしましたが、答えは「ひとりひとり」違ってきます。
コラムに掲載されているから…と遠慮しないで、
不安なことは何でも聞いてください。
遠慮なく声をかけてくださることをお待ちしています!