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妊活コラム
Ninkatsu Column
加湿型と無加湿型?
![矢田 恵/胚培養士](https://katsuragawa-lc.com/wp/wp-content/uploads/2021/02/yada-150x150.jpg)
こんにちは!培養部です。
まだ2月ですが、だんだん暖かくなってきましたね。
今回はインキュベーターの加湿型と無加湿型について
お話しようと思います。
インキュベーターには様々な種類がありますが、
加湿型と無加湿型の2種類のタイプがあります。
加湿型インキュベーターとは
バットや、ボトルに水を入れて庫内を加湿状態にさせ、
温度とガス濃度を体内に合わせたインキュベーターのことです。
従来から使用されており、
毎日の水分量の点検や、メンテナンスが必要です。
無加湿型インキュベーターとは
室内と同じ湿度を保ち、
温度とガス濃度を体内に合わせたインキュベーターのことです。
加湿型と比べ、カビの発生頻度が低く、メンテナンスが簡単です。
また、個別培養できるように設計されているものが多く、
当院のタイムラプスインキュベーターも無加湿型のものを使用しています。
現在、培養室には加湿型と無加湿型のどちらもあり、
胚培養、融解後の回復培養、
準備といった用途によって使い分けをしています。
加湿型インキュベーター
![](https://katsuragawa-lc.com/wp/wp-content/uploads/2024/02/795316b92fc766b0181f6fef074f03fa.jpg)
無加湿型インキュベーター
![](https://katsuragawa-lc.com/wp/wp-content/uploads/2024/02/2b530e80c7d0de90885e285c5d798063.jpg)
先月、インキュベーターの業者の方に来ていただき、
定期点検を行って貰いました。
温度やガス濃度を測定する機器を各部屋に入れて、
表示されている温度やガス濃度が、実際の測定値と正しいか点検します。
点検の結果、問題なく正常に稼働していました。
インキュベーターはARTの治療において最も重要な機器です!!
そのため、毎日温度やガス濃度の管理を行い、
数か月に1度はインキュベーター内の清掃を行います。
患者様の大切な卵子や胚を、
一番良い環境で培養できるように努めています✨
今回はここまで!
最後までご覧いただきありがとうございました!
それでは次回をお楽しみに〜🖐️