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Ninkatsu Column

≪当院の排卵誘発・採卵スケジュールについて②≫

小田 沙希恵/臨床検査技師 生殖補助医療胚培養士 認定臨床エンブリオロジスト
小田 沙希恵/臨床検査技師 生殖補助医療胚培養士 認定臨床エンブリオロジスト

こんにちは、培養部です。

いつの間にか、季節はすっかり秋模様となってきましたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか? 
「秋」と言えば食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋など・・・。
でも私はやっぱり食欲の秋ですね! 
(あれ?去年も同じこと書いてたかも?😊(笑))

では今回のブログは、8月のブログ「当院の排卵誘発・採卵スケジュールについて①」の続きになります。

まず採卵スケジュールに入る前に【体外受精説明会の受講】、
【生殖補助医療治療計画作成(保険の場合)】と
【体外受精前の準備】を行っていただきます。

【生殖補助医療治療計画作成】ですが、パートナーも同席の上で治療計画を作成し、内容をご理解いただきお二人の同意を得ること(文書による同意)が
必要となります。

準備内容は以下のスライドになります。

③の戸籍謄本の提出ですが、婚姻関係の確認として
法律婚の場合は戸籍謄本をご用意ください。
事実婚の場合は重婚でないこと、同居していること、
認知の意向を確認させて頂きます。

※体外受精説明会の受講については2022年5月のブログをご覧ください。

次に採卵のスケジュールですが、
こちらは体外受精説明会で使用しているスライドになります。

大まかな流れとしまして、まず生理開始3日目以内に来院して頂き、
採血と超音波を行いスケジュールに入れるかどうかを確認します。
その後卵胞を育てるための注射と排卵を抑えるためのお薬を数日分お持ち帰り頂き、毎日医師の指示通り使用していただきます。
採卵日が決定するまで数日に1回診察に来ていただき、
採血と超音波で卵胞の育ち具合を確認していきます。
採卵日は個人差や周期にもよりますが、
概ね生理13~15日目頃になることが多いです。

採卵日が決定すると、その約35時間前にHCGの注射を打っていただき、
採卵日に来院して頂きます。採卵翌日に受精確認を電話にてお伝えし、
採卵から約1週間後以降に来院して頂いた際に、医師から凍結の結果説明を行います。

結果の詳細を培養士からお聞きになりたい場合は、
培養士相談を利用して頂いています。

長くなりましたので、今回は以上となります。

次回は採卵当日の流れについてお話したいと思います。

最後までご覧頂きありがとうございました。

また次回もお楽しみに~👋