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妊活コラム

Ninkatsu Column

よくある質問

西内 美香子/看護師
西内 美香子/看護師

生理周期は問題ないのに、排卵誘発剤を飲んだ方がいいのですか?

例えば、頭が痛い時は、頭痛薬。
強いお腹の痛みなどがあれば鎮痛剤の注射。
風邪症状があれば抗生剤やビタミン剤・・・と薬に頼りますよね!(^^)!

ところが、痛くも痒くも、何の症状もない人に、
薬や注射を使うとなれば、なぜ?と疑問に思いますよね。
それが当然ですし、そう思ってほしいと思います。

排卵誘発剤には、大きく分けて2つの役割があります。

1つめの役割は・・・

ホルモンの分泌がうまくいかなくて起こる症状、
「排卵障害」「黄体機能不全」「月経不順」などの
治療薬として排卵誘発剤は使われます。
どれも、足りないホルモンを補って、排卵や月経に導くように
規則的なホルモン分泌のリズムを取り戻すために使います。

もう1つの役割は・・・

妊娠の確立を上げるために排卵誘発剤を使います!

不妊治療では排卵のある場合でも、卵の数を増やして、
しっかり成熟した卵を確実に排卵させ「質のよい卵」を育てる
という考え方から排卵誘発剤が用いられます。

排卵誘発剤を使用の場合、使用しない場合の、
約2倍の妊娠率になる研究もあります。

ただし、安全に使用することが大切です。
1人1人の状態を見ながら、排卵誘発剤の量や使用する時期を決めるのです。

ご自分が使用する排卵誘発剤は、
なぜ使うのか?何の薬を使うのか?を理解して、
納得してほしいと思います(^^♪