妊活コラム
Ninkatsu Column
不妊治療の選択~培養期間~
あけましておめでとうございます。
培養部です!
年が明け、冬本番の寒さが続いています。
冷えや体調の変化を感じやすい時期ですが、
無理をせず、日々の体調管理を大切にお過ごしください。
不妊治療の「特に悩みやすい選択」として、
3つご紹介させていただきました。
- 受精方法の選択
- 培養期間の選択(初期胚または胚盤胞)
- 先進医療の選択
「受精方法の選択」については、
体外受精、顕微授精やSPLITについて
それぞれの特徴をまとめさせていただきました。
前回のコラムはこちら
<不妊治療の選択~受精方法~(2025年11月28日掲載)>
第2回目となる今回は、
「培養期間の選択」についてお話していきます。
採卵で回収できた卵子と採精でとっていただいた精子を使用し
体外受精または顕微授精を行うことで、受精卵が得られます。
その後、受精卵は、2個、4個、8個と細胞数を増やし成長していきます。
この細胞が分裂し、4個や8個に増えていくことを「分割」といいます。
受精卵を培養する期間は、当院では採卵から6日目までになります。
この6日間で受精卵は大きく形態を変化させていきます。
成長していくそれぞれの過程で、
受精卵にはそれぞれ名前がついています。
採卵から2日目または3日目の受精卵のことを
“初期胚”といいます(分割期胚ともいいます)。

初期胚では採卵からの日数で
成長の度合いをはかる基準となる細胞数があります。
採卵から2日目では4細胞以上
採卵から3日目では6細胞以上
初期胚からさらに培養を続け、
採卵から5日目または6日目で
胞胚腔と呼ばれる腔が確認できるものを“胚盤胞”といいます。

胚盤胞になった受精卵は
ガードナー分類を使用しグレードをつけていきます。
初期胚や胚盤胞のグレードについては、
過去のコラムでも詳しくご紹介していますので
よろしければ合わせてお読みください。
初期胚と胚盤胞は、どちらが良い・悪いというものではありません。
それぞれの特徴を理解したうえで選択することが大切になってきます。

初期胚と胚盤胞のメリットとデメリットをまとめてみました。
この特徴を受け、
初期胚を選択される場合、主に次のようなケースが多いです。
- これまでの治療経過から胚盤胞になりにくい
- 新鮮胚移植を希望している
- 採卵数/受精卵数が少ない
- 治療年齢が高齢である
胚盤胞を選択されるケースは、以下の3点が多いです。
- 治療年齢が比較的若い
- 初回の治療
- 治療歴から胚盤胞になる確率が高いと考えられる場合
培養期間の選択は、治療されている方々それぞれで異なります。
1人ひとりに合った培養期間を選択していくことが重要になります。
当院では、治療されている方々の希望も大切にしています。
納得して治療に臨んでいただく為に、
ご不安な点があればどうぞお気軽にご相談ください。
治療への不安が少しでも軽くなれば幸いです。
今回はここまでになります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
次回もお楽しみに!!