妊活コラム
Ninkatsu Column
妊活と冷え ~東洋医学的な冷え~
こうのとり鍼灸担当 鍼灸師 船越 登紀夫 です。
こうのとり鍼灸に来られる方に多い自覚症状として
「冷え」があります。
冬場の寒さや夏場のクーラーなどの影響で手足の冷たさを自覚するため、
靴下を重ね履きされたり、カイロを貼ったりと色々工夫をされているようです。
東洋医学では「冷え」を単なる温度の低下とは考えません。
「血の巡り」のバランスが崩れ、「過不足が生じた状態」として捉えます。
例えば手足などの末梢に「血」が不足している場合、
他の部分で停滞していると診ます。
心理的ストレスが多い現代人では、
身体の上部(頭部)に「血」が上がり過ぎて滞り、
手足などの末梢部で不足している状態が多くみられます。
そのような状態が長く続くと末梢部だけでなく、
お腹の中の臓器(卵巣、子宮なども含めて)への血流が不足し、
栄養状態が悪くなって働きが鈍ってしまうのです。
全身の「血の巡り」の改善のためには、
「血」が不足して冷えているところを温めるだけでなく、
停滞しているところの循環も良くしてあげる必要があります。
「冷え」にも手足などの末梢だけが冷えているタイプや
下半身全体が冷えているタイプ、
頭に血が上り過ぎてお腹に血が不足してしまうタイプなど、
人それぞれで色々ありますので、
その方の状態に合わせて対処しないと思うように効果があがりません。
こうのとり鍼灸では、お一人お一人の状態に合わせ、
体質改善のためのアドバイスをさせていただいておりますので、
「冷え」でお困りの方はご相談下さい。
☆「こうのとり鍼灸」は、毎週水曜日、土曜日の14:00〜19:00(最終受付18:00)
となっております。(施術時間約40分)
通常の診察予約と同様に、クリニック予約システムよりご予約いただけます。
現在、施術予約が立て込んでおり当面の間、
対象は「当院で継続治療中の方のみ」とさせていただいております。