1. トップページ
  2. 妊活コラム
  3. よくある質問「排卵近くのタイミングは、毎日した方がいいでしょうか?」
スタッフの写真

妊活コラム

Ninkatsu Column

よくある質問「排卵近くのタイミングは、毎日した方がいいでしょうか?」

上田 聡代/不妊症看護認定看護師
上田 聡代/不妊症看護認定看護師

「排卵近くのタイミングは、毎日した方がいいでしょうか?」

「排卵日、この日で合っていますか?」

「やっぱり毎日のほうが確率は上がりますか?」

妊活相談中に、とてもよく聞く質問です。

基礎体温を測り、排卵予測検査薬を使っている。
最近では、アプリで排卵予測を見ている方も
増えてきているように思います。

できることは全部やっているのに、
それでも不安は消えない。

「今日は仕事で遅くなるからダメかも」「排卵が昨日だったらどうしよう」。
そんな思いが、心を締めつけます。

医学的に言えば、最も妊娠しやすいのは排卵の2日前から当日。

受精能力のある精子は卵管の中で2~3日
(精子によっては1週間生きていることもあります)生きています。
卵子の寿命は約1日あります。

理論上は、“毎日でなくてもよい”のです。
2~3日おきでも十分に受精の可能性はあります。

少し余談ですが…

精子が3日、卵子が1日の寿命。3日+1日=4日なのに、
生命を授かると平均80年以上(平成24年で男性が81.09歳、女性が87.13歳)も
生きることができるなんて!

神秘的ですよね!

さて、本題に戻ります。

タイミングの回数の質問は、単純なものではなく、
もっと奥深いものがあることが多いと感じています。

「チャンスを逃したくない」

「自分のせいにされたくない」

「できることをやっていないと思われたくない」

心の中の焦りや責任感が、“毎日したほうがいいのか?”
という問いに姿を変えているように感じることがあるのです。

妊活が長くなるほど、
タイミングは“夫婦の時間”から“排卵日に合わせる作業”
に変わっていくことが多いのです。
義務のように感じてしまい、心が追いつかなくなることもでてきます。

大切なのは、回数の多さよりも、自分たちのペースで続けられること。
無理をして関係がぎくしゃくしてしまっては、本末転倒です。

タイミングが合っているか不安になるのは、
それだけ真剣だからですよね。
毎日しなくては、と自分を追い込まなくても大丈夫です。

毎日と1日おきのタイミング妊娠率は、
ほぼ変化がないという報告があります。
1週間に1回だと妊娠率も少し下がるので、
2~3日に1回(カップルによります)くらい
ふたりの生活に合わせて…くらいの気持ちが良いのではないかと思います。

自分たちの生活のリズムを知りながら、少し余白を残す。
その余白が、妊活を「戦い」ではなく、
「ふたりで歩む時間」に戻してくれることもあります。

正解を探し続けるより、続けられる形を見つけること。

それもまた、大切な妊活の一歩なのです。

と、簡単に書きましたが、

「自分たちの妊娠率って、どれくらいなんだろう?」

「このままでいいのかな?」と不安に思うことは当然かもしれません。

そんな時は、遠慮なく直接ご相談ください。
リモートで不妊症看護認定看護師看護相談も行っています。

具体的な妊娠率、具体的にどうしていけばいいのかを
一緒に考えていくことができると思います。