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妊活コラム

Ninkatsu Column

「今のあなたのままで、大丈夫」― 妊活の途中で、心が疲れてしまったときに ―

上田 聡代/不妊症看護認定看護師
上田 聡代/不妊症看護認定看護師

今回は、妊活の途中で、
心が疲れてしまった方にお伝えしたいことをまとめてみます。

今は大丈夫でも、
もしかしたら心が疲れてしまうこともあるかもしれません。

だから…

妊活している人、これから妊活しようと考えている方…

お忙しいとは思いますが、
最後までおつきあいしていただけると嬉しいです。

まず…

妊活が始まると、これまでの日常にはなかった、
新たな事をはじめて頑張る日々になっていきます。

基礎体温を測ること。
排卵日を気にすること。
仕事と通院を調整すること。
食事や生活習慣に気を配ること。
周囲に気を遣いながら過ごすこと。
期待して、落ち込んで、また前を向こうとすること。

一つひとつは小さなことに見えても、
その積み重ねは決して軽いものではありません。

妊活をしている方の多くが、「常に頭のどこかで妊活のことを考えている」
話されます。
生理が近づくたびに気持ちが揺れたり、
予定を立てる時も「その頃どうなっているかな」と考えます。

身体だけではなく、
心もずっと走り続けているような感覚になることがあります。

だからこそ!

「もう疲れたな」と感じる日があるのは、
とても自然なことだと知っていてほしいと思います。

知らなければ、

「弱音を吐いてはいけない」「もっと前向きにならないと」と、
自分を励まし続けて苦しくなってしまいます。

大切なことは、つらい時に「つらい」と思えることです!

努力しているのに結果につながらない。
検査で異常がないと言われても妊娠しない。
周囲からは「まだ若いから大丈夫」「気にしすぎじゃない?」と言われる。

その言葉に悪気がないとわかっていても、
心が追いつかない日もあります。

また、SNSを開けば妊娠報告や出産報告が目に入り、
友人との会話に傷ついてしまうこともあるかもしれません。

そんな時、「喜べない自分は心が狭いのでは」と責めてしまう方もいます。

けれど、それは心が冷たいからではありません。
それだけ、たくさん頑張っている証です

妊活中は、「いつも前向きでいる」必要はありません。

落ち込む日があってもいい。
泣きたい日があってもいい。
パートナーで気持ちがすれ違う日があってもいい。

大切なのは、そんな自分を「ダメだ」と否定しすぎないことです。

妊活は、ゴールまで一直線に進むものではありません。
迷ったり、立ち止まったり、
遠回りに感じたりしながら進んでいくものです。

だから、「ちゃんと頑張れているかな」と不安になった時には、
結果だけではなく、
“今日まで過ごしてきた自分”を見てあげてほしいと願います。

通院を続けていること。
生活を整えようとしていること。
悩みながらも毎日を過ごしていること。
誰にも見えない場所で、何度も気持ちを立て直してきたこと。

それだけでも、本当に十分頑張っていると思いませんか?

妊活をしていると、「妊娠すること」が大きな目標になり、
自分自身を見失いそうになることがありますが…

あなたの価値は、「妊娠できるかどうか」だけで決まるものではありません。

あなたには、あなた自身の人生があり、
笑顔があり、大切な時間があります。

今すぐ前向きになれなくても大丈夫。
笑えない日があっても大丈夫。

妊活の途中にいるあなたの毎日が、
少しでも穏やかでありますように。
そして、どんな時も、あなた自身が自分の一番の味方でいられますように。

桂川レディースクリニックのスタッフは、
そんな想いでサポートしています!(^^)!