「年齢別妊活プラン」
スタッフブログ
こんにちは。
不妊症看護認定看護師の上田です。
さて、今日は・・・
「年齢別妊活プラン」について書いてみよう思います。
もちろん、個人差や個人の事情があるので、一概には言えないのですが・・・
女性の年齢で妊娠率が大きく変わってくることは、ご存じですよね
ということで、年代別にどんな風に「妊活」を進めればよいかのヒントです。
20代
自己流タイミング療法6周期やってみて、
だめなら勇気をだして、クリニック受信しましょう
若い方には「自然妊娠」にこだわるかたが多い。
気持ちはわかります
でも「まだ若いから」という言葉に騙されないようにしてほしい
20代は妊娠しやすいのです。
避妊を考える年代なのです。
それが妊娠しないということは、
何か大きな問題が隠れていることが多い
「若いから」ということばに騙されて、
時間とお金を無駄にしないでほしいと思います
桂川レディースクリニックでは、検査をしながら、
経済的にも身体的にも優しい「タイミング療法」から開始します!
「検査」で何か原因がわかれば別ですが、ライフプランを考えて、
「とにかく早くほしい」と願う方以外は、
タイミング療法6周期行ってみて、
ダメならステップアップを考えることが多いです
30歳~34歳
自己流タイミング療法を試したいと思われるなら、
3周期試してみましょう
うまくいかなければ、勇気をだしてクリニックへ
不妊検査で、大きな問題がみつからなければ、
「タイミング療法」から開始して良いと思います。
ただし・・・
タイミング療法に費やす時間とお金は「3周期~4周期」です
まだ妊娠率が高い「30代前半」で何とか妊娠してほしいと思います
35歳~39歳
妊活では、35歳は節目の年齢ここから妊娠率は大きくさがっていきます
赤ちゃんを望むなら・・・
時間的余裕はあまりありません
自己流のタイミング療法はとばして、
すぐにクリニック受診という選択もアリというか、おススメします
タイミング療法は検査も兼ねて2周期、
その後人工受精3回を目安にして、
1年以内の妊娠を目標にすることをお勧めします
40代
35歳で急降下した妊娠率はさらに下がります
卵巣機能も衰えるし卵子の質も低下してしまいます。
妊娠しても、流産のリスクも高くなる年齢です。
そう『妊娠のタイムリミット』が迫っていることを理解することが大切です。
重要な仕事を任されていたりする方も多く、
忙しいことはわかりますが、
1日も早くクリニックを受診してください。
クリニック受診するときには、
あらかじめ「体外受精」や「顕微授精」まで進むことも
念頭に置くことも大切です
受診後は、検査と並行して1~2周期はタイミング療法を行い、
人工授精を希望されるなら1回で十分ですステップアップを考えましょう
私の経験から言うと・・・
体外受精して、卵ができていた方。
だんだんできなくなるのではなく、
急激にできなくなる気がします。
42歳過ぎると、希望もぐんと減ります。
「42歳まで」の妊活を目標に、
できること精いっぱいする期間をおススメし、
応援したいと思います