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妊活とコロナワクチン

桂川院長
桂川院長

新型コロナの世界的な流行の打開策として期待されているワクチン接種。日本でも着々と準備が進められています。と同時に、「妊活していてもワクチン接種は大丈夫?」と不安になる人は多いのではないでしょうか?

1月27日、日本産科婦人科学会より、「COVID-19 ワクチン接種を考慮する妊婦さんならびに妊娠を希望する⽅へ」の情報が出されました。わかりやすい情報ですので、一度目を通してみても良いのではないかと思います。

http://www.jsog.or.jp/news/pdf/20210127_COVID19.pdf

最終的には、個人個人の判断に委ねられるものになります。その判断材料の1つとして、米国生殖医学会の新型コロナウイルス感染症特別委員会が、生殖医療業界向けに出した最新情報があります。今回は、実施回数や効果などの話は省き、皆さんが気になる「安全性」に注目して、私なりにまとめてみました。

●今回のワクチン(ファイザー社・モデルナ社)は、メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンと呼ばれる、新しい技術を用いています。このワクチンでは生きたウイルスはワクチンの中には含まれていませんので、ワクチン接種でコロナに感染したり、このワクチン自体が卵子や精子や胚に感染することありません。

チョット知識

mRNAとは、たんぱく質を作るための設計図です。これらのワクチンでは、mRNAが新型コロナウイルスのスパイク蛋白(ウイルス表面のトゲトゲした突起の部分と同じタンパク質)を作るための設計図となっています。

このトゲトゲたんぱくを認識した免疫細胞は新型コロナウイルスが体内に侵入したと勘違いして、スパイク蛋白を持つ物質、すなわちコロナウイルスと戦います。

つまり、新型コロナウイルスに対して免疫を持つことになります。mRNA 自体は急速に分解されるため、細胞の核に入ることはありません。

妊娠の予定がある、現在妊娠中である、または授乳中である者にワクチン接種を差し控えさせることを、特別委員会は推奨しません。これは、米国疾病予防管理センター(CDC)の予防接種の実施に関する諮問委員会(ACIP)、米国産婦人科学会(ACOG)および米国母体胎児医学会(SMFM)の推奨事項に則しています。

不妊治療を受けている者や妊婦は、適正基準に従ってワクチン接種を推奨されるべきです。ワクチンは生きたウイルスではないため、ワクチンを投与したからといって、妊娠の試みを延期する理由はなくまた、2回目の接種が完了するまで不妊治療を見合わせる理由もありません。

●妊婦に対してCOVID-19 mRNAワクチンの安全性を証明するデータはないが、ワクチンの性質上は悪影響を及ぼす可能性は高くない。

●ワクチン接種前に必ず妊娠していないか確認することは必要なく、また妊娠しようとしている人は、COVID-19ワクチン接種後の避妊の必要はない。

以上です。非常に多くの情報から、妊活している皆さんに関係あるところだけを抜粋しています。ワクチン接種を考える時に、参考なれば嬉しいです。

ちなみに、私はワクチンが出たら、すぐに接種します!そして、不妊治療を継続し、
一人でも多くの患者様に妊娠していただけるよう精一杯努力していきます。