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妊活コラム

Ninkatsu Column

「不妊治療と仕事の両立支援のために」出前講座を行っています!

上田 聡代/不妊症看護認定看護師
上田 聡代/不妊症看護認定看護師

不妊症看護認定看護師のウエダです。
先日、久しぶりに電車に乗りました。
スマホに入っているはずのsuicaアプリが消えていて(;’∀’) 
急いで切符を購入して自動改札口へ行って迷いました💦 
10個程ある改札のうち、切符が使用できるのは2個だけ。
それも入り口出口の両方から使用できるので、なかなか入れずに困りました。
毎日生活していると気づかないかもしれないけれど、
世の中少しずつ変化しているのですね!

 世の中が変化している! と感じることをもう一つ。
滋賀県からの依頼で、企業に対して
「不妊治療と仕事の両立支援のために」出前講座を開始し始めました。
まずは、管理職の方々に理解していただこうと、
管理職様中心の講座になっています。
滋賀県の負担で、ナント! 無料で受けることができます!(^^)!

7月は、2つの企業様へ行ってまいりました! 
無料といえども、時間をつくって、
早くに手をあげてくださった2つの企業様は、
受講人数は全く異なっておりましたが、
「不妊治療と仕事の両立支援」に対して、
とても前向きな印象を受けました。

「不妊治療は大変そう」と一般的に思われています。
でも、何が大変なのか? わかっている方は、
当事者と専門家と少数の人たちだと思います。
そこで、講座内容は、「何が大変か」の現実を知っていただき、
考えるきっかけにしてほしいとコンテンツを考えています。

これは、企業様のニーズにより変更することは可能です。
特に、管理職様が理解していただき、
不妊治療をしている人たちの味方になってもらいたい。
そうすることで、企業の損失を防げるということ。
そのために、できることを考えてもらいたいです。

今は「妊活」という言葉が拡がってきました。
私が不妊症看護に携わり始めた24年前に比べれば、
上司や同僚に不妊治療をしていることを話しする、
相談する方が増えてきたことは事実です。
少しずつではありますが、話ができる社会になってきているのかもしれません。

しかし、話したいから話す方は、ほとんどいません。
仕事を休む、勤務変更を申し出る必要性があるから話す方がほとんどです。
子どもを授かることでキャリアをあきらめなければいけないと、
最後まで黙って一人で抱え込んで働いている方もいらっしゃるのも現実です。

「不妊退職」という言葉がでてきています。
確かに、通院患者さんとお話していると、
「仕事は一旦辞めました」という方、
「治療を受けやすいように、パートに変えました」という方は少なくない印象です。

退職する、働き方を変えるって、大きな出来事だと思いませんか? 
せっかく好きな仕事、やりがいのある仕事を続けてきたのに、
手放さなければいけないって、なんだか悲しい気持ちになってしまいます。

授かることが、大変なことではなく、
キャリアを諦めなくてもいい!ことが拡がば、
「私も子どもがほしい」「これなら、授かりたい」と思う人が増えて、
少子化対策の一つになるのではないでしょうか?

桂川レディースクリニック「ホームページ/トップページ」に
「公式Line」が掲載されています。
企業に対して、「こんなこと伝えてほしい」「これだけは知っていてほしい」と
思うことがあれば、メッセージをください。
お待ちしています!