妊活コラム
Ninkatsu Column
◆胚移植後は安静にしたほうがいい?普段どおりの生活と鍼灸について
桂川レディースクリニック こうのとり鍼灸担当の船越です。
こうのとり鍼灸に来られた方から、
移植後の過ごし方について次のようなご質問をいただくことがあります。
- 移植後は、できるだけ安静にしたほうがいいですか?
- 仕事や家事をしても大丈夫ですか?
- 動きすぎると着床に影響しますか?
胚移植という大切なステップの後では、
普段なら気にも留めないようなことも
気になってしまうのは当然のことです。
まず、結論からお伝えすると、
胚移植後だからといって特別に安静にする必要はありません。
普段どおりの生活を続けて大丈夫です。
仕事、家事、買い物なども、
これまでの生活ペースの範囲内であれば制限する必要はありません。
とは言え、「普段どおりでいいですよ」と説明されても、
判定日まではソワソワやドキドキしてしまいますよね。
「本当にちゃんと着床してくれるかな…?」
「少し重い荷物を持ってしまったけれど大丈夫だっただろうか」
色んな不安や心配が頭から離れなくなることもあるでしょう。
普段であれば気にならないことでも、
移植後には過敏になっています。
この時にあらわれる不安や緊張は、
気持ちだけでなく身体のあちこちに力みや
こわばりとなって出てきます。
肩や首が張る、息が浅くなる、
夜はすんなり眠れなくなる…といった状態です。
今回は、胚移植後の適切な過ごし方と、
移植期特有の緊張や身体のこわばりに対する和らげ方についてお話しします。
胚移植後は、基本的に普段どおりに過ごして大丈夫です
胚移植を終えた後は、
「なるべく身体を動かさないほうが安全なのでは」と考えてしまいがちです。
着床への影響を心配するあまり、
- 仕事をしばらく休んだほうがいいのかな
- 家事は家族に任せて自分は何もしないほうがいいのかな
- 一日中ベッドで横になっていたほうが安心かな
と、日常生活そのものを大きく変えようとされる方も少なくありません。
しかし、医学的な観点から言えば、
胚移植をしたからといって一日中横になって過ごす必要はありません。
普段からお買い物をされている方はそのまま出かけて構いませんし、
デスクワークや立ち仕事などの日常的なお仕事、
基本的な家事もこれまでの範囲で行っていただいて問題ありません。
「身体を動かす衝撃で、子宮内の胚がずれたり
外へ落ちてしまったりするのでは」と不安に思うかもしれませんが、
日常生活レベルの動作によって
胚が物理的に外へ排出されることはありません。
子宮の中は密着した状態であり、
動きによって簡単に落ちるような構造ではないからです。
したがって、胚移植後だからといって自分の行動を過剰に制限し、
生活を固定してしまう必要はありません。
「普段どおり過ごす」とは、何か特別なことを足すことではなく、
これまでの落ち着いた日常をそのまま維持するということです。
普段どおりにと思っていても、不安や緊張は続くことがあります
「普段どおりで問題ない」と頭では理屈を理解していても、
気持ちまでいつも通り平気でいられるかというと、
これがなかなか難しいものです。
胚移植から判定日までの期間は、
結果が分からないまま待つしかありません。
そのため、身体も心も過敏になりやすくなります。
- これで本当に大丈夫なのかな
- 何かやってはいけないことをしてしまっていないかな
- さっき少しお腹が痛かったけれど異常ではないかな
- 昨日少し急ぎ足で歩いてしまったけれど影響はないかな
そんなふうに、普段なら気にかけないようなことにも
心が揺れてしまいがちになります。
知識として「普段どおりでいい」と分かっていても、
判定日を待つ時間はとても長く感じられるものですし、
小さな変化に心が囚われてしまうのは、
移植に真剣に向き合っているからこその自然な感情です。
不安や緊張は「身体の力み」として表れます
不安や緊張した状態が長く続くと、
意識していなくても身体の特定の部位に力が入り続けてしまいます。
- 首や肩が凝り固まって重い
- 全身がカチカチにこわばっている感覚がある
- 無意識に息を止めていたり、呼吸が浅くなっている
- 布団に入っても緊張が抜けず、眠りにくい
- 全身の力を抜こうとしても抜け方が分からない
このように、気持ちの緊張は「身体の張りやこわばり」として
表に出てくることがあります。
だからといって、「不安がると良くないから、心配しないようにしよう」と
自分の気持ちを無理やり抑え込む必要はありません。
無理にポジティブになろうとするのはかえってストレスになります。
気持ちの不安を直接消そうとするのではなく、
まず身体に現れている「力み」や「こわばり」を物理的にゆるめてあげることから
始めてみるのがおすすめです。
自分でできる簡単なリセット法
日常の中で、身体に入っている余計な力を抜く時間を
少しだけつくってみてください。
- 椅子に深く座り、肩をゆっくり耳の近くまで持ち上げます。
- 息を「はぁっ」と吐き出しながら、肩の力を一気に抜いて落とします。
- 肩を下へ押し下げるのではなく、「力が抜けてストンと落ちた」感覚を味わいます。
これを仕事や家事の合間に2〜3回繰り返すだけでも、
肩や首の余計な力みが和らぎます。
また、作業の手を一度止めて、ゆっくりと息を長めに吐き出しながら、
「首、肩、手、お腹に無駄な力が入っていないかな?」と
確認してみるのも効果的です。
大切なのは、何か特別な運動をして着床に直接働きかけることではありません。
普段どおりの生活を送りながら、
時々「身体の力を抜く時間」を意識的に作ることです。
胚移植後の不安や身体の緊張には、鍼灸という選択肢もあります
それでも身体のこわばりが取れないときや、
肩こり・首のこりが強くて辛いときには、
鍼灸治療を用いて、身体を外側からゆるめていくという方法もあります。
仕事や家事など、これまでどおりの生活を続けながら、
不安や緊張によってカチカチになった身体をゆるめて楽にする。
こうのとり鍼灸では、
- 首や肩の筋肉が固く張っている
- 背中全体がこわばって呼吸が浅い
- 交感神経が優位になって力が抜けない
このような状態に対して、首・肩・背中などの緊張部位にアプローチし、
身体が自然と脱力できる状態へ導きます。
無理に心から不安を追い出そうとするのではなく、
「まずは身体のかたさを軽くして楽になりましょう」というアプローチです。
身体がゆるむと呼吸が深くなり、
判定日までの待ち時間を少し穏やかな気持ちで過ごしやすくなります。
胚移植後の鍼灸は、着床のために生活を無理に制限するものではなく、
いつもの日常をできるだけ快適に送り続けるためのサポート手段です。
鍼灸は、移植前(準備期)から受けることもできます
胚移植後の不安や身体の緊張は、
移植が終わった瞬間から急に始まるわけではありません。
「今回無事に移植できるだろうか」
「万全の状態で移植日を迎えたい」
といった思いや緊張感は、
移植日を迎える前から始まっていることも多いものです。
そのため、こうのとり鍼灸では胚移植前の段階からの鍼灸施術もお勧めしています。
移植前の時期から鍼灸を取り入れることで、
以下のような準備が可能になります。
- 子宮や骨盤周りの血流環境を整える:下半身や全身の巡りをスムーズにし、
移植に向けたお身体の土台を整えます。 - 自律神経を安定させ、緊張を和らげる:移植当日に向けて過度な力みが
入らないよう、リラックスしやすい状態をつくります。
つまり、移植前にあらかじめ身体と自律神経をリセットしておきたい方にも、
移植後の緊張や身体のつらさを和らげたい方にも、
それぞれの時期に合わせて鍼灸をご活用いただけます。
胚移植後は、特別な安静をせず普段どおりに過ごして大丈夫です
胚移植を終えた後は、どうしても結果を気にして
「できるだけ動かないほうがいいのでは」と考えてしまいがちです。
ですが、基本的には特別な安静は必要ありません。
仕事、家事、買い物など、
これまで通りの日常を安心して続けてください。
そのうえで、判定日までの不安や緊張によって肩こり・首こり、身体のこわばり、
睡眠の質の低下などが気になるときは、
そのつらさを我慢せず解消していく方法があります。
その選択肢の一つが鍼灸です。
移植前後の不安や身体の緊張、力みが気になる方は、
いつでも「こうのとり鍼灸」にご相談ください。
お一人おひとりの状態に合わせて、
穏やかに過ごせるようお手伝いいたします。
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桂川レディースクリニック併設 こうのとり鍼灸はこのような方におススメです。
◇ 冷えが気になる
◇ 疲れが取れない
◇ 自律神経が乱れているかも?
◇ 運動不足で代謝が悪い
◇ ホルモンバランスが悪い
◇ ストレスが溜まっている
もし、当てはまるものがあれば、
こうのとり鍼灸に相談に来てくださいね。
「健康」に近づけ、一緒に妊娠しやすい身体づくりをしていきましょう。
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【こうのとり鍼灸ルーム】
開催日:毎週水・土曜日 14:00~19:00
受付時間(14時・15時・16時・17時・18時)*施術時間は40分程度
場所:当院4階 エステルーム
料金:不妊治療サポート(鍼灸治療、自律神経調整を含む) 7,000円(税込)
担当:船越鍼灸整骨院 船越 登紀夫
*ご予約は1回分ごとの受付になります
◇ 船越鍼灸整骨院 → https://funa-in.com/