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妊活コラム

Ninkatsu Column

よくある質問/妊活初心者さん「よくある質問」

西内 美香子/看護師
西内 美香子/看護師

「指導された日にタイミングができそうにないのですが、どうしたらいいですか?」

不妊治療(タイミング治療)を開始された頃によくある質問です。

「タイミングの日、主人が出張になってしまった」と
事前に相談してこられる方もいれば、
「昨日、できなかったので…」と少し落ち込んで相談してこられる方もいます。

女性の排卵は、通常1ヶ月前後に1回。
つまり、精子と卵子が受精するタイミングは、
約1ヶ月に1度ということになりますよね。
そのため、1回がとても重要に感じますよね。

そもそも、このタイミング指導の日ですが……。

桂川レディースクリニックの院長は産婦人科のベテランであると同時に
生殖医療専門医でもあります。
そのため、タイミング治療を行う時は、ホルモンの値、
月経中に確認できる卵の状態、そして卵子を包んでいる袋(卵胞)の大きさや
子宮内膜の厚さなど総合的に判断して、「排卵日」を予測し、
「タイミングをとってください」という日を提案しています。

ただし、「必ずこの日にタイミングをとってください」と、
絶対的な日にちを指定することは少ないと考えてください。

なぜなら、卵子は排卵後約24時間、受精能力のある精子は射精後、
卵管の中で約3日間は生きているからです。
特に精子は、「約3日」ですが、
もっと長く生きている精子もいると考えられています。

その証拠になるのが……。

「排卵2日前」の妊娠の確率が1番高いと言われていますが、
「排卵5日前」のタイミングから妊娠の確率があがってくるのです!

桂川院長のような生殖医療専門医は、
排卵5日前から毎日タイミングすることを提案しません。
排卵日に併せて、2~3日のタイミング日を提案することが多いです。

医師によっては、毎日連続と提案することもあるようですが……。

毎日タイミングをとることが可能な方は、
もちろんそれでオッケーです。

でも、それでは、タイミングをとることがストレスや
プレッシャーになってしまう方が
すくなくありませんので気をつけてください。
タイミング祭りという言葉を聞くと少し心配になってしまう私です(^^;

ここまでで、なんとなく理解できた方もいるかもしれませんが……。

通常、妊娠の確率は排卵の5日前くらいからあがってきます。

タイミング治療を行い始めたからといって、
「提案を受けた日」だけの夫婦生活が良いとは限らないのです。

でも…。

「それでも心配」になってしまう方は、
遠慮なく質問疑問をどんどんぶつけてくださいね。

質問しにくいな~っという方は、
桂川レディースクリニック通院患者さん専用の公式Lineを利用してください。

最後になりますが……。

不妊治療を始めると、夫婦生活の回数が減ってくることが多いと聞きます。
夫婦生活は、「子どもをつくるため」だけのものではありませんよね。
ふたりのライフスタイルの中で、
妊娠する確率が高い日を気負いなく過ごしていただきたいと思います。